●島の北端部(牧平と鳥崎) 詳細
内浦から牧平へ向かう村道はやがて海岸線から離れ、長さ800mの登り坂になります。勾配も急で、自転車で登り切ろうとしても、すぐに降りて押さなければならないくらいの坂です。それでも、オオルリやキビタキ、ムシクイ類などの声に励まされながらこの坂を登り切るとやがて牧平の入り口に到着します。
牧平の鳥見はこの入り口から始まります。春の渡りの季節なら、左右の林からヒタキやムシクイの声が聞こえてくるでしょう。畑をのぞくとホオジロ類やヒバリ類がいるかもしれません。
ヘリポートから先は、畑の鳥見が中心になります。畑の土の上や草地に下りている鳥をじっくり探すことになりますが、畑には踏み入らないよう気をつけましょう。また、木にとまっている鳥、空を飛ぶ鳥にも注意を払う必要があります。この一帯は、春なら北へ向かう鳥、秋なら到着する鳥の空港になっていて、何が飛ぶかわかりません。
鳥崎の展望台からは、青く澄んだ日本海が眺望できます。以前は展望台の前方の岩の上にハヤブサがよくとまるマツの木があったのですが、枯れて倒れてしまいました。それでも、展望台からは海を渡ろうと飛び立っていく鳥の群れとそれに襲いかかるハヤブサが見えることがあるので見逃せません。