埼玉県 桶川市(おけがわし)
桶川市マンホール

撮影:桶川駅西口/2020.6

マンホールカードに記載された座標の汚水用カラーマンホール蓋。

色合いは従来の蓋と同じだが、下部の「おけがわ」「おすい」の文字の地の色が従来のものとはまったく違う濃いオレンジ色になっている。従来の蓋とは仕様や文字の位置が異なることから、新たに作ったと思われる。

写真にカーソルを重ねるとマンホールカードの配布場所「桶川市観光協会」に展示されているカラー見本盤(2020年6月撮影)が表示される。(見本盤を別ウィンドウで表示

下左:展示盤とベニバナ、下右:ベニバナのアップ

 ■ 桶川市マンホールカードA ■ 取得:2020.6 桶川市観光協会
桶川市マンホール桶川市マンホール 【デザインの由来】(マンホールカード裏面の文章)
桶川市では、「べに花の郷桶川市」のキャッチフレーズを掲げ、まちづくりを行っています。桶川における紅花の生産は、天明・寛政年間に江戸商人がその種子をもたらしたことから始まり、「桶川臙脂(えんじ)」の名で全国に知られ、紅花宿とよばれるほどに栄え、大きな富と文化をもたらしました。しかし、明治期に入ると化学染料の導入などから次第に衰退してしまいます。江戸時代に経済的な繁栄をもたらした紅花が、百年を経た今文化的な成熟をもたらす。そんな願いを込めて、紅花を市民の花と定め、まちづくりのシンボルとしてこのマンホールもデザインされました。
桶川市マンホール

撮影:桶川駅西口/2020.6

マンホールカードに記載された座標の蓋と思って撮った雨水用カラーマンホール蓋。「あれっ、汚水用じゃない!」と気づいたのは帰宅してから。結局、もう一度撮りに行くはめになった。

マンホールカード掲載の蓋との違いは「うすい」の文字のみ。

桶川市マンホール

撮影:JR高崎線桶川駅西口付近/2010.1

汚水用。デザインは市民の花「ベニバナ」。

かつての中山道桶川宿は、紅花の集散地として栄えていて、 最上(現在の山形県)に次ぐ産地として知られていたそうだ。開花時期の6月下旬ごろ、「べに花ふるさと館」や、桶川西部の「川田谷《かわたや》生涯学習センター」(城山公園隣)などでべに花まつりが行われているらしい。

桶川市マンホール

撮影:JR高崎線桶川駅西口付近/2010.1

上と同デザインの雨水用。

桶川市マンホール

撮影:JR高崎線桶川駅付近/2009.12

汚水用無彩色盤。

桶川市マンホール

撮影:桶川市泉2丁目/2021.7

上と同デザインの小型盤。

桶川市マンホール

撮影:JR高崎線桶川駅西口付近/2010.2

なかなか見つからなかった飛行船バージョン。桶川駅西口の階段を下りて右手方向に歩いた歩道上にあった。

軽飛行機や宣伝用の飛行船が発着する本田航空の滑走路(ホンダエアポート)が荒川河川敷にあり、飛行船と市の木「ケヤキ」と市の花「ツツジ」が描かれている。

桶川市マンホール

撮影:JR高崎線桶川駅西口付近/2010.2

上と同デザインだが、枠が細く模様がないタイプの汚水用カラーマンホール蓋。

桶川市マンホール

撮影:桶川駅東口のリパークの向かい側/2022.3

中山道・桶川宿の街並みを背景に桶川市マスコットキャラクター「オケちゃん」が描かれた汚水用カラーマンホール蓋。

上には市民の木「イチョウ」も描かれている。

桶川市マスコットキャラクター『オケちゃん』の誕生は平成22(2010)年11月3日。性別は「ひ・み・つ」と書かれていた。

マウスポインタを画像に重ねると、「マンホールサミットin所沢」で展示されていたカラー見本盤(2022年11月撮影)に切り替わる。

 ■ 桶川市マンホールカードB ■ 取得:2023.1 中山道宿場館
桶川市マンホール桶川市マンホール 【デザインの由来】(マンホールカード裏面の文章)
市民の花「紅花」を頭に咲かせた桶川市のマスコットキャラクター「オケちゃん」が「中山道桶川宿」を散策している様子を描いたマンホール蓋です。背景には、桶川宿の街並みと市民の木「イチョウ」が描かれ、下水道事業のイメージアップだけでなく、まちづくりのシンボルの一つとなることを期待してデザインされています。桶川市は江戸時代、農産物の集散地兼宿場町でした。特に紅花は全国で二番目の生産量を誇り、「桶川臙脂(えんじ)」の名で全国に知られ、紅花宿と呼ばれるほどに栄ました。現在でも中山道沿いには宿場町の面影が残っており、当時の繁栄を今に伝えています。
桶川市マンホール

撮影:桶川市寿1丁目/2023.7

マンホールカードB記載の座標に設置されたカラーマンホール蓋。歩道の舗装工事を経たためにだいぶ汚れている。

桶川市マンホール

【展示板の説明書き】

桶川市オケちゃんマンホール蓋〜中山道桶川宿〜

桶川市都市整備部下水道課

(右はオケちゃんのぬいぐるみ)

桶川市マンホール

撮影:浄念寺西側の道/2022.3

上と同デザインの汚水用無彩色盤。

令和3年度の事業ということで設置から間がないのか、まだテープが貼られていた。

桶川市マンホール

撮影:桶川駅前交差点付近/2023.7

上と同デザイン同仕様の雨水用マンホール蓋。

桶川市マンホール

撮影:JR高崎線桶川駅付近/2009.12

ASD(Anti-Slipping Design)タイプの汚水用。中央に小さな「ベニバナ」。

桶川市マンホール

撮影:桶川市寿町1丁目/2020.6

毘沙門亀甲模様の雨水用マンホール蓋。中央に市章。その下に大きく「雨水」の文字。

開閉用の穴が左に寄っているので違和感があるが、こういう仕様らしい。

桶川市マンホール

撮影:JR高崎線桶川駅付近/2009.12

消防士と消防車を大胆に描いた防火水槽の蓋。

桶川市マンホール

撮影:JR高崎線桶川駅西口付近/2010.1

側溝の蓋にも「べに花の郷 桶川市」と書かれたベニバナのプレート。

桶川市マンホール

撮影:JR高崎線桶川駅西口付近/2010.1

側溝のジョイント部にある桝の蓋。

 桶川北本水道企業団(おけがわきたもとすいどうきぎょうだん)
桶川市マンホール

撮影:JR高崎線桶川駅付近/2009.12

「桶川北本水道企業団」の仕切弁。

桶川市マンホール

撮影:JR高崎線桶川駅東口付近/2009.12

「桶川北本水道企業団」の排泥弁。

 荒川左岸北部流域下水道(あらかわさがんほくぶりゅういきげすいどう)
鴻巣市マンホール

撮影:桶川市大字坂田/2020.1

荒川左岸北部流域下水道は、熊谷市、行田市、鴻巣市、桶川市、北本市で発生する下水が処理の対象で、桶川市にある「元荒川水循環センター」で処理される。

元荒川幹線熊谷幹線川里幹線吹上幹線、桶川幹線の5つの幹線のうち、下部に「オケ-12」とあるこの蓋は桶川幹線の蓋と思われる。

マンホールカードに記載されたこのデザインのカラー盤はこちら(熊谷市)。

鴻巣市マンホール

撮影:桶川市上日出谷/2021.2

荒川左岸北部流域下水道桶川幹線の親子蓋。親蓋は亀甲模様。子蓋の下部に「オケ-46入」とある。

 元荒川水循環センター(もとあらかわみずじゅんかんせんたー)

撮影:元荒川水循環センター/2021.11

所在地は桶川市小針領家字堤内939。

「荒川左岸北部流域下水道」の終末処理場。流域関連市町村は熊谷市、行田市、鴻巣市、北本市、桶川市。

下左は屋内の見本盤。下右は県内の8つの流域下水道の蓋のパネルと埼玉県内のマンホールカードの展示。

 ■ 埼玉県流域下水道マンホールカードB ■ 取得:2021.11
流域下水道流域下水道 【デザインの由来】(マンホールカード裏面の文章)
清流元荒川をイメージし、ザリガニやトンボと遊ぶ子供たちを描いたデザイン蓋です。元荒川は水源の熊谷市久下から、中川と合流する越谷市中島まで約60kmを流れる一級河川で、広大な流域に多様な命の営みを擁しています。その象徴といえるのが、県の魚「ムサシトミヨ」です。ムサシトミヨは元荒川の源流にだけ生息する淡水魚で、絶滅が危惧される中、種の保存の取り組みが進められています。また、流域内には希少植物「キタミソウ」や清流の宝石「カワセミ」など、多様な生物の姿を見ることができます。本デザインには、そうした里川の自然を守る想いが込められています。
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