長野県 佐久市(さくし)
2005年4月1日、佐久市、北佐久郡望月町浅科村、南佐久郡臼田町が新設合併して新佐久市となった。
佐久市マンホール

撮影:佐久市猿久保/2020.7

旧・佐久下水道組合のデザイン「コスモス」はそのままに、右下の文字が「佐久市公共下水道」になった合併後の蓋。

佐久市マンホール

撮影:佐久市猿久保/2020.7

上と同デザインの小型盤。

佐久市マンホール

撮影:佐久平駅/2020.7

「北斗の拳」シリーズのプレート型の蓋。

「北斗の拳」は1980年代に一大ブームを巻き起こしたアクション漫画で、原作は武論尊、作画は原哲夫。その原作者が佐久市の出身で、連載35周年を記念して制作されたのが全7枚のマンホール蓋。

鋲が打ってあるように見える部分までがプレートで、「SHINSHU 北斗の拳 SAKU CITY」と「HOKUTO-NO-KEN 35TH ANNIVERSARY」の文字は共通。主人公「ケンシロウ」(左の写真)をはじめ、「ユリア」「トキ」「ラオウ」「レイ」「サウザー」「ジャギ」の7人のキャラクターがデザインされている。

この7枚は佐久平駅蓼科口付近に北斗星の形になぞらえて設置されている。

▼ユリア
佐久市マンホール
▼トキ
佐久市マンホール
▼ラオウ
佐久市マンホール
▼レイ
佐久市マンホール
▼サウザー
佐久市マンホール
▼ジャギ
佐久市マンホール
 ■ 佐久市マンホールカードA ■ 取得:2022.9 佐久市下水道管理センター
佐久市マンホール佐久市マンホール 【デザインの由来】(マンホールカード裏面の文章)
主人公ケンシロウの決め台詞「お前はもう死んでいる」でお馴染みの「北斗の拳」(漫画:原哲夫氏)は、佐久市出身の漫画原作者武論尊氏の代表作。このマンホール蓋は、「北斗の拳」連載35周年を記念して製作されました。全7種あるマンホール蓋は、北斗七星を象って佐久平駅蓼科口の歩道内に配置されています。武論尊氏は、自ら塾長を務める漫画塾をはじめ、「北斗の拳」バルーンやラッピングバスなど、多岐にわたるコラボ事業へのご協力により、ふるさと佐久市の振興に貢献されております。マンホール蓋の鑑賞とあわせ、雄大な山並みと清流に抱かれた佐久市を散策してみてはいかがでしょうか。
 ■ 佐久市マンホールカードB ■ 取得:2022.9 道の駅 ほっとぱ〜く・浅科
佐久市マンホール佐久市マンホール 【デザインの由来】(マンホールカード裏面の文章)
「北斗の拳」(漫画:原哲夫氏)は、 佐久市出身の漫画原作者武論尊氏の代表作。第1弾カードの主人公ケンシロウに続き、第2弾は武論尊氏が最も愛するキャラクター、「北斗四兄弟」の三男、ジャギ!!「北斗の拳」連載35周年を記念して製作された7種類のマンホール蓋は、北斗七星を象って佐久平駅蓼科口の歩道内に配置されています。武論尊氏は、漫画塾をはじめ、多岐にわたるコラボ事業へのご協力により、ふるさと佐久市の振興に貢献されております。マンホール蓋の鑑賞とあわせ、市内にある11の酒蔵を巡り、武論尊氏も愛飲する佐久の地酒を味わってみてはいかがでしょうか。
 旧・佐久市(さくし)
佐久市マンホール

撮影:佐久市平賀/2010.6

佐久下水道組合(佐久市・臼田町)の蓋。デザインは「コスモス」。

2005(平成17)年度の4市町村の合併による“新佐久市”の誕生に伴って、佐久下水道組合は解散となり、公共下水道事業は佐久市に引き継がれた。

写真にカーソルを重ねると「佐久市下水道管理センター」に展示されていたカラー見本盤(2020年7月撮影)が表示される。(見本盤を別ウィンドウで表示

佐久市マンホール

撮影:佐久市猿久保/2020.7

上と同デザインで耐荷重がT-14のマンホール蓋。

佐久市マンホール

撮影:佐久市平賀/2020.7

上と同デザインで耐荷重がT-25の小型盤。

佐久市マンホール

撮影:佐久市平賀/2020.7

上と同デザインで耐荷重がT-25のハンドホールの蓋。

佐久市マンホール

撮影:佐久市瀬戸/2020.7

規格パターン柄の中央に旧市章と「下水」の文字、その下に「軽車」の文字が入ったマンホール蓋。

佐久市マンホール

撮影:佐久市鳴瀬落合/2020.7

規格パターン柄の中央に旧市章、その下に「集落排水」の文字が入った南岩尾地区の農集排の蓋。

佐久市マンホール

撮影:佐久市鳴瀬落合/2020.7

中央に旧市章、下部に「集落排水」の文字が入った南岩尾地区の農集排の小型盤。

佐久市マンホール

撮影:佐久市根岸/2020.7

中央に旧市章、下部に「コミプラ」の文字が入った平井地区のコミュニティ・プラントの小型盤。普通サイズの蓋は「集落排水」の文字が入ったものを使っていた。

佐久市マンホール

撮影:佐久市根岸/2020.7

平井地区にあった蓋。コミュニティ・プラントのはずだが、中央に旧市章、下部に「集落排水」の文字が入ったものが使われていた。

佐久市マンホール

撮影:佐久市瀬戸/2020.7

規格パターン柄の中央に旧市章、その下に「瀬戸下水道」の文字が入った瀬戸・駒場地区のコミュニティ・プラントの蓋。

2015(平成27)年4月1日に公共下水道に統合された。

 旧・望月町(もちづきまち・北佐久郡)
佐久市マンホール

撮影:望月宿/2011.6

望月地区は特定環境保全公共下水道事業。

古くは本牧村といったらしく、その昔、望月の牧は朝廷に献上する馬の産地として名高いところで、お姫さまに恋した馬の話、「望月の駒」という民話が残っているそうだ。

蓋にはその「望月の駒」と町木「サカキ」が描かれている。(日本マンホール蓋学会への投稿による。下水道管理センターの説明書きの「ツツジ」ではないと思ってリンゴにしていたけれど、カラー見本盤では確かに黄白色の花と黒い実になっている。2022年10月訂正。)

写真にカーソルを重ねると「佐久市下水道管理センター」に展示されていたカラー見本盤(2020年7月撮影)が表示される。(見本盤を別ウィンドウで表示

佐久市マンホール

撮影:佐久市協和/2022.9

上と同デザインだが仕様が異なる子蓋を収めた親子蓋。親蓋は(株)アクアインテック製。

子蓋には上の蓋にない、動きを強調するような細長い小突起(カラー見本盤と同じ)がたくさんある。

佐久市マンホール

撮影:佐久市布施/2020.7

上と同デザインの小型盤。

佐久市マンホール

撮影:佐久市望月/2022.9

上と同デザインの小型盤だが仕様が異なる。

2020年7月に佐久市布施で撮影した蓋が見辛かったので差し替えた。

 旧・浅科村(あさしなむら・北佐久郡)
佐久市マンホール

撮影:佐久市蓬田/2010.6

浅科地区は特定環境保全公共下水道事業。

旧村名は、浅間山と蓼科山の中間にあるためにそれぞれから1字ずつとったそうだが、中央の風景は煙を上げる浅間山と千曲川と五郎兵衛新田。周囲には稲穂。五郎兵衛米という特産品がある。

写真にカーソルを重ねると「佐久市下水道管理センター」に展示されていたカラー見本盤(2020年7月撮影)が表示される。(見本盤を別ウィンドウで表示

佐久市マンホール

撮影:佐久市八幡/2022.9

上と同デザイン同仕様の子蓋を収めた親子蓋。親蓋は亀甲模様。

佐久市マンホール

撮影:佐久市矢嶋/2020.7

上の無彩色盤のミニサイズ。

 旧・臼田町(うすだまち・北佐久郡)
佐久市マンホール

撮影:臼田橋の東側袂/2012.11

佐久下水道組合(佐久市・臼田町)の蓋。デザインは「キキョウ」。

写真にカーソルを重ねると「佐久市下水道管理センター」に展示されていたカラー見本盤(2020年7月撮影)が表示される。(見本盤を別ウィンドウで表示

佐久市マンホール

撮影:佐久市下越/2010.6

上の無彩色盤。

佐久市マンホール

撮影:佐久市田口/2020.7

田口地区の農集排の蓋。

亀甲模様の地。中央円内には旧町章が五稜郭の形に囲まれている。その下に「農集排」の文字。

臼田町には、日本に二つしかない洋式の城「龍岡城五稜郭」がある。松平乗謨《のりかた》によって築城されたこの城は明治の廃藩によって取り壊されたが、濠と石塁、大台所などは残り、現在は佐久市教育委員会によって管理されている。

佐久市が新しいマンホールを作るなら、ぜひこれを図案に採用してほしいなあ。

佐久市マンホール

撮影:佐久市田口/2020.7

上と同じ田口地区の農集排の蓋。

地の亀甲模様が上の蓋より大きい。


「龍岡城五稜郭」について、案内板に書かれている文字を起こしてみた。

     龍岡城五稜郭
 所在地 佐久市田口3000番地 指定 国指定史跡
 信州に一万二千石、三河に四千石の封地を持つ三河奥殿藩の松平氏は、宝永以来百六十年間、三河に本拠を持ち、佐久には陣屋を置いて、領内二十二か村の統治をつづけてきたが、11代乗謨になって、幕末激動の状勢に応じて信州に居館を移すことを計画し、元治元年(1864)三月着工、慶応三年(1867)竣工、地字名をとって龍岡城と称した。用地一万余坪は田野口村より、石材、木材などは領内より献納、総費用四万円余であった。藩主乗謨は学才識見ともにすぐれ、幕府の陸軍奉行、老中格、陸軍総裁などの要職につき明治に入っては、佐野常民と共に、赤十字社の前身である博愛社を創設し、副社長、又、賞勲局総裁など歴任した。築城にあたっては、稜堡式築城法を用い、いわゆる五稜郭が成立した。そしてこれより四年前完成した函館五稜郭址とともに、わが国城址の中においてただ二つの貴重な洋式城郭である。廃藩後明治五年、城はとりこわしとなったが、さいわい濠と石塁、建物の一部大台所を残している。
注 松平乗謨、田口藩最後の藩まで明治初年大給垣(おぎゅうゆずる)と改姓名

桜の頃は濠を桜の花びらが埋めて、なかなかいい雰囲気。
 佐久市下水道管理センター(さくしげすいどうかんりせんたー)

撮影:佐久市下水道管理センター/2020.7

市内中心部を南北に流れる千曲川流域沿い(臼田地区から野沢・中込・岩村田地区)の公共下水道の下水を処理する終末処理場。流域下水道には接続されていない。

処理区域は/2,030ha、区域内人口は56,951 人。平成 27年4月1日には瀬戸・駒場地区コミュニティ・プラント、平成28年4月1日には常田地区の農集排を統廃している。

撮影:佐久市下水道管理センター/2020.7

建物内にあったカラー見本盤。

左から、旧・佐久市、旧・臼田町、旧・浅科村、旧・望月町。

それぞれの蓋をクリックすると蓋の部分の拡大画像が別ウィンドウで表示される。

左は、上の見本盤の横にあった説明書き。

佐久市のデザインマンホール蓋

【旧佐久市】
市花のコスモスをデザインしたマンホール鉄蓋。

【旧臼田町】
町花のキキョウをデザインしたマンホール鉄蓋。

【旧浅科村】
浅間山、千曲川、五郎兵衛新田と稲穂をデザインしたマ ンホール鉄蓋。

【旧望月町】
馬(駒の里)と町花のツツジをデザインしたマンホール鉄蓋。

 佐久水道企業団(さくすいどうきぎょうだん)
佐久市マンホール

撮影:佐久市田口/2020.7

毘沙門亀甲模様の地に佐久水道企業団のマークが入った「消火栓」の蓋。外側下部に「佐久水道企業団」の文字。

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