長野県 朝日村(あさひむら・東筑摩郡)
朝日村マンホール

撮影:旧朝日村役場前/2011.10

村の花「カタクリ」とヒメギフチョウを描いた特定環境保全公共下水道の蓋。チョウの上の曲線はもしかしたら村の木「アカマツ」かも。さらに、外側の円形に並ぶ三角形は太陽(朝日)を表しているようにも見える。

朝日村の名は、松本盆地で最初に日が当たるから。全国に19もあった朝日村も似たような経緯でつけられたのだろうか。ちなみに旭村は34もあった。

画像にマウスポインタを重ねると「ピュアラインあさひ」に展示されていたカラー見本盤(2020年10月撮影)に切り替わる。 見本盤の元画像はこちら

▼旧朝日村役場(2011年10月撮影)。
▼こんなところにヒメギフチョウ(金属製)。
朝日村マンホール

撮影:古川寺付近/2020.10

マンホール蓋と同デザインの小型盤。

朝日村には9年ぶりに訪れたが、村役場は移転し、新しい庁舎になっていた。2018(平成30)年3月竣工、5月7日開庁というから、新しい建物になってから2年半ほど経っているのに、入った途端、芳しい木の香りがした。

朝日村産の天然カラマツ材、ケヤキ材、ヒノキ材、アカマツ材、クリ材、イチイ材を用いて木造軸組構法で建てられた庁舎は、平成30年度木材利用優良施設コンクールにおいて「林野庁長官賞」を受賞したそうだ。

マンホールカードをいただいたとき、カラマツ材のカウンターの上にマンホールデザインの文鎮があるのに気づいた。ゴム製のコースターと違って重量感たっぷり。記念で作られたようだが、残念ながら非売品。

 ■ 朝日村マンホールカードA ■ 取得:2020.10 朝日村役場 建設環境課窓口
朝日村マンホール朝日村マンホール 【デザインの由来】(マンホールカード裏面の文章)
村花の『カタクリの花』と、村天然記念物に指定されている『ヒメギフチョウ』をデザインしたマンホールです。カタクリは球根を植えてから花が咲くまでに7年かかると言われます。春の数日間だけ見る事ができる、小さなはかないその美しさから『春の妖精』とも呼ばれる花です。村の天然記念物に指定されているヒメギフチョウは里山に多い蝶で、晴れた日のみ活動するところから『春の女神』とも呼ばれる蝶です。共に【豊かな日本の田舎】である朝日村をイメージしています。豊かな水源に恵まれた朝日村では、貴重な動植物の自生地・生息域の保護に力を入れています。
朝日村マンホール

撮影:村役場付近/2020.10

ヒメギフチョウデザインの親子蓋。親蓋は太陽のような模様。

メーカーはアクアインテック株式会社(旧旭テック環境ソリューション株式会社)。この親蓋は同じ長野県の川上村、茨城県潮来市、でも使われている。

朝日村マンホール

撮影:村役場付近/2020.10

規格パターン柄の蓋。中央に「農」、その下に「空気弁」とあるので、農業用水の空気弁の蓋と思われる。

 ピュアラインあさひ(ぴゅあらいんあさひ)

撮影:ピュアラインあさひ/2020.10

マンホールカード記載の座標はここ。ロビーには2枚のカラー見本盤が展示されていた。

下右のそれぞれの蓋をクリックすると、元画像が別ウィンドウで表示される。

▼左は「小野沢幹線」、右は「古見幹線」だが、蓋は同じ。

道路際に立つ看板には、特定環境保全公共下水道事業」と「きれいな水とすてきな環境を次の世代へ」、「ピュアラインあさひ」「朝日村下水道安全協議会」と書かれている。

上のほうには「ヒメギフチョウ」、中段に「カタクリ「、下のほうには「イワナ」のイラスト。職員の方に伺ったら、目の前の鎖川にはヤマメ、キャンプ場から上流の野俣沢、中俣沢、樫俣沢にはイワナがいるとのこと。

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