秋田県 大仙市(だいせんし)
2005年3月22日に、大曲市神岡町西仙北町中仙町協和町、南外村、仙北町太田町の仙北郡7町村が合併して誕生した。
大仙市マンホール

撮影:大仙市豊川街道下北/2014.9

旧・中仙町のコスモスとソメイヨシノデザインの中央に大仙市の市章が入っている。

大仙市マンホール

撮影:県道11号線の美郷町との境付近/2011.11

図案は、ケヤキとコスモスとカワセミ。下部に「大仙市太田」の文字。つまり、合併後に作られた蓋。

そこまでは気づいていたのだが、整理する段になってとんでもないことに気がついた。旧・太田町のシンボルを調べたら、「アカマツ」と「レンゲツツジ」と「カッコウ」だった。なんと、基本のデザインは踏襲しながら、シンボルだけが新市のものに変えられていたのだ。びっくり!

画像にマウスポインタを重ねると3年後に撮影した旧・太田町の蓋に切り替わる。

大仙市マンホール

撮影: 大仙市南外梨木田/2018.6

旧南外村の木「ツキ(ケヤキ)」、花「ヤマユリ」、鳥「ヤマドリ」を描いた南外地区の公共下水道の蓋。上部に大仙市章、下部に「なんがい」の文字。

大仙市マンホール

撮影: 大仙市南外梨木田/2018.6

上と同デザインの小型盤。

 旧・大曲市(おおまがりし)
大仙市マンホール

撮影:The Freshest Foods Store 付近/2012.4

図案は、丸子川の上に上がる大曲の花火。

大仙市マンホール

撮影:大曲駅付近/2012.4

上の無彩色盤。

大仙市マンホール

撮影:大仙市内小友宮林/2018.6

「大曲の花火」を描いた中田宮林地区の農集排の蓋。

 旧・神岡町(かみおかまち・仙北郡)
大仙市マンホール

撮影:大仙市神宮寺萩原/2018.6

神岡東部地区の農集排の蓋。下部に「少年野球発祥の地」「神岡町農集排」の文字。

神宮寺は秋田県の少年野球発祥の地で、神宮寺嶽(通称だけやま)と雄物川を背景に袴姿、下駄履きでバットを構える少年が描かれている。

ちなみに神岡町は、1955年(昭和30年)に 仙北郡神宮寺町と北楢岡村が合併して誕生した町。

 旧・西仙北町(にしせんぼくまち・仙北郡)
大仙市マンホール

撮影:刈和野駅付近/2018.6

町の木「ウメ」と町の花「ヤマユリ」が描かれた汚水用マンホール蓋。

大仙市マンホール

撮影:大仙市寺館松葉/2018.6

県道10号線が雄物川を渡る「刈和野橋」が描かれた川里地区の農集排の蓋。

大仙市マンホール

撮影:大仙市土川東前田/2018.6

上野地区の農集排の蓋。下部に「西仙北町」「集落排水」の文字。

県の野生動物保護地区に指定されている「湯の台・小方角沢自然環境保全地域」の「サギソウ」と「ハッチョウトンボ」が描かれている。

 旧・中仙町(なかせんまち・仙北郡)
大仙市マンホール

撮影:道の駅なかせんの横の道/2012.4

図案は、コスモスとソメイヨシノ。中央に中仙町章。

大仙市マンホール

撮影:道の駅なかせんの横の道/2012.4

コスモスとソメイヨシノ、と上の蓋と同じ図案で、そのうえすぐそばにあった蓋なのだが、下部に「農業集落排水」の文字が入っている。なぜ並ぶように設置されているのかは不明。

 旧・協和町(きょうわまち・仙北郡)
大仙市マンホール

撮影:大仙市協和小種上鏡台/2018.6

旧・協和町の町の木「オンコ」と町の花「リンドウ」に挟まれて、秋田県内唯一の本格的能舞台である「まほろば唐松『能楽殿』」が描かれた小種地区の農集排の蓋。能楽殿の上部に旧・協和町の町章、下部に「集排」の文字。

能楽殿は京都西本願寺の北能舞台を模して作られたもので、定期的に能公演が行われるとのこと。

 旧・仙北町(せんぼくまち・仙北郡)
大仙市マンホール

撮影:「払田柵跡」付近/2011.11

図案は、「払田柵跡《ほったのさくあと》」の外郭南門と柵木とアジサイ。

払田柵跡は、国の史跡に指定されている平安時代の城柵遺跡で、現況では外郭南門や大路、政庁などが復元されている。

▼外郭南門
▼南門から政庁方向を見る
▼発掘された柵(埋もれていた部分)の展示
▼払田柵総合案内所内のジオラマ
 旧・太田町(おおたまち・仙北郡)
大仙市マンホール

撮影:大仙市役所大田支所付近/2014.9

こちらこそ、旧・太田町のシンボル、「アカマツ」と「レンゲツツジ」と「カッコウ」。3年ぶりに旧・太田町を通ったときにこちらの蓋を見つけた。

それにしても、合併後に蓋を作り替えるのに、デザインの基本はそのままにシンボルだけをそっくり変えたものは、ほかにあまり例を見ない。

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