新潟県 佐渡市(さどし)
2004年3月1日、佐渡島内の全市町村(両津市、佐渡郡相川町佐和田町金井町新穂村畑野町真野町小木町、羽茂町、赤泊村)が合併して発足した。
佐渡市マンホール

撮影:「外城橋」交差点付近/2010.10

特産品の「イカ」。旧・両津市と同じデザインだが、中央は佐渡市の市章になっていて、市章を囲む文字は「両津・下水道」と、両津市の「市」が除かれ「・」になっている。

佐渡市マンホール

撮影:「外城橋」交差点付近/2010.10

上と同デザインのハンドホールの蓋。佐渡市章と「両津・下水道」の文字。

 旧・両津市(りょうつし)
佐渡市マンホール

撮影:「夷七ノ町」交差点付近/2010.10

特産品の「イカ」を図案化。中央は両津市の市章になっていて、それを囲む文字は「両津市・下水道」。

佐渡市マンホール

撮影:「外城橋」交差点付近/2010.10

上と同デザインのハンドホールの蓋。両津市章と「両津市・下水道」の文字。

 旧・相川町(あいかわまち・佐渡郡)
佐渡市マンホール

撮影:相川市街地/2010.10

金銀山の町として発展した相川。背景は、鉱脈を掘っていくうちに山が割れたようになってしまった佐渡金山の大鉱脈「道遊の割戸」。下方にあるのは、町の木「マルバシャリンバイ」。新市章が入っている。

佐渡市マンホール

撮影:国民宿舎「尖閣荘」付近/2010.10

尖閣湾にある揚島(あげしま)とそこに渡れる遊仙橋(渡るには尖閣湾揚島遊園の入園料が必要)、そして観光船が描かれている。

1952年に放送され一世を風靡したNHKラジオドラマ「君の名は」は、翌1953年に松竹によって映画化された。そのロケ地の1つがここで、遊園の中にはその当時の写真が飾られているそうだ。「そうだ」というのは、ここに入っても蓋の風景は撮れないので入っていないから。

下の写真は、揚島遊園より少し達者海岸寄りの遊歩道から撮ったもの。

 旧・佐和田町(さわたまち・佐渡郡)
佐渡市マンホール

撮影:佐渡市八幡新町/2010.10

真野湾に臨む旧:佐和田町の花「キク」と町の木「マツ」。旧・佐和田町は国仲平野の東端にあり、交通の要衝であった。

このカラーマンホール蓋は数が多い。

佐渡市マンホール

撮影:佐渡市八幡新町/2010.10

上の蓋の近くにあったミニサイズ。

 旧・金井町(かないまち・佐渡郡)
佐渡市マンホール

撮影:国道350号線「しまむら」前/2010.10

佐渡の最高峰(1172.1m)の「金北山」を背景に、旧・金井町の花「シャクナゲ」が描かれている。水色の部分は、たぶん「新保川ダム」の水面だろう。

Aコープ金井店付近にあるという蓋を探しに行く途中で寄った「しまむら」の前で無塗装の蓋を撮っていたら、この蓋を見つけた。

佐渡市マンホール

撮影:国道350号線「しまむら」付近/2010.10

上と同デザインの無彩色盤。

雪をかぶった「金北山」の部分以外は、カラー盤とはほとんど凹凸が逆になっている。

 旧・新穂村(にいぼむら・佐渡郡)
佐渡市マンホール

撮影:石井酒店横の道/2010.10

図案は佐渡の空を飛ぶ「トキ」。県道65号線から新穂ダムに向かう道に入ってすぐに数枚並んでいた。

トキ(学名 Nipponia nippon)は、20世紀初頭には日本を初め、中国、ロシア、朝鮮半島、台湾などの東アジア一帯に分布し、ごく普通に見られる鳥だったそうだが、乱獲や生息環境悪化によって激減。20世紀後半には中国と日本以外のトキは絶滅し、2003年10月10日に「キン」の死亡で日本産のトキもいなくなった。現在は、中国からの借入や寄贈されたトキを元に繁殖・飼育が進み、2008年から自然への放鳥が行われている。

下左は、野生復帰ステーションのケージの中のトキ。下右は、佐渡トキ保護センター内にある、日本産最後のトキ「キン」の剥製。

 旧・畑野町(はたのまち・佐渡郡)
佐渡市マンホール

撮影:県道65号線エーコープ畑野店付近/2010.10

旧:畑野町の花「ユリ」と町の木「ウメ」。

この蓋は、エーコープ畑野店付近の信号から北東の「駅前」交差点の間にかなりの数が並んでいる。

佐渡市マンホール

撮影:畑野市街地の北の外れ辺り/2010.10

上の色違い。県道の歩道に点在する黄色地の蓋に比べ、この蓋は数が少ないようだ。

佐渡市マンホール

撮影:後山小学校付近の歩道/2010.10

上の二種の蓋とデザインは同じだが、カラーサンド塗装の蓋。ユリの花びらに点がないので、鋳型は違うように思える。

 旧・真野町(まのまち・佐渡郡)
佐渡市マンホール

撮影:市役所真野支所付近/2010.10

旧:真野町の花「キク」と町の木「マツ」、真野湾の波と「タイ」。中央に町章。

旧・真野町の町域には、古代に佐渡国の国府が置かれていた。国の重要文化財である五重塔がある妙宣寺や真野宮、真野御陵、佐渡国分寺跡などはここにある。

町章は、同じ「真」の字を使う栃木県真岡市の市章とよく似ている。

 旧・小木町(おぎまち・佐渡郡)
佐渡市マンホール

撮影:本町通り/2010.10

旧・小木町の木「ツバキ」と「タライ舟」。

旧・小木町は、海に突き出た城山で区切られた「内の澗」と「外の澗」という二つの港を持つ良港として、北の両津に対し、佐渡島の南側の玄関口として発展した。江戸時代に千石船が出入りした港町「宿根木地区」も小木町の町域にある。太鼓芸能集団「鼓動」の鼓童文化財団はここ小木町にある。


船大工が作った家が並ぶ「宿根木」の風景。左の写真(船の形をした家)の道はきれいに整備されているが、右の道は古い石畳で、真ん中が凹んでいる。
 旧・赤泊村(あかどまりむら・佐渡郡)
佐渡市マンホール

撮影:赤泊市街地/2010.10

八角形の望楼を備える「旧田辺邸」と赤泊港に着船する「佐渡奉行渡海の御座船」。

江戸中期、相川金山の開発に伴い、越後との最短距離にある赤泊が渡海場となり、佐渡奉行の渡海に使われたのが「御座船」。(下左の写真は 赤泊港にある御座船のモニュメント)

一方、松前稼ぎで財を成した田辺九郎平が明治30年頃に建てた邸宅が「旧田辺邸」。田辺氏は私財で約150mもの波止場を築いたそうだ。(下右の写真は道路から見えた旧田辺邸の望楼)

佐渡市マンホール

撮影:赤泊市街地/2010.10

上と同デザインの小型盤。

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