新潟県 村上市(むらかみし) | |
2008年4月1日、村上市、岩船郡荒川町・神林村・朝日村・山北町が合併し、新「村上市」となった。 | |
撮影:おしゃぎり会館駐車場入り口/2017.9 三面川のサケと村上城跡と市の木の「アカマツ」と日本海に沈む夕日の組み合わせ。マンホールカードに掲載されている蓋で、2010年5月に撮影した蓋とは仕様が異なっている。 デザインや色遣いも少し違っている。水平線が1本上に加えられ、海の色が3色になり、サケの腹の色も変えてある。いずれにしろ、新しい蓋だとこの蓋のカラーの美しさがよくわかる。 使われている色 |
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■ 村上市マンホールカードA ■ 取得:2017.9 村上市郷土資料館(おしゃぎり会館) | |
【デザインの由来】(マンホールカード裏面の文章) このマンホール蓋は、5市町村が合併(平成20年)する前の旧村上市時代にデザインされたものです。手前で元気に跳ねているのは、三面川の居繰網漁(いぐりあみりょう)で知られる特産品の鮭。その奥に、標高135mの臥牛山に築かれた村上城跡(国指定史跡)と瀬波温泉から見る夕陽(日本海夕陽百選)、そして白砂青松の赤松を描いています。市内には歴史と文化を後世に伝える名所が多数あり、1年を通じて郷土芸能や祭事が盛んに行われています。今や村上の風物詩となった「城下町村上町屋の人形さま巡り」や「町屋の屏風まつり」など、観光でお越しの際はぜひ、マンホールめぐりもお楽しみください。 |
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こちらの蓋もそこそこ新しいのだが、ベースになっているのが無彩色盤で凹凸が異なり、太陽が黒くなっている。海の色も仕切りになる線がないので上の蓋とは色のつけ方が違っている。色数もサケの腹が石垣と同じ灰色になり、アカマツの梢と併せて2色減っているようだ。 周囲の「MURAKAMI CITY」は上の蓋と同じだが、下部の「おすい」の左側に「←」が入っている。 |
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撮影:村上浄化センター/2010.5 古い画像を整理していたら、こんなものが出てきた。2010年に「瀬波上町」交差点でカラー盤を見つけた後、瀬波温泉地区にある村上浄化センターに行ったときにあった説明板だが、よく見たらマンホールカード掲載の蓋と同じ色付けの蓋だ。従前の路上ものより使っている色が増えていたのだが、このカラーリングは2010年時点で存在していたわけで、マンホールカード用に改めて作ったものではなかったわけだ。 説明板に書いてあった文章は下の通り。 |
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【説明板の文章】 美しい村上の自然を未来の子供たちに 村上市下水道シンボルマーク このシンボルマークのデザインは、 1998年12月25日 |
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旧・山北町のサケを3尾描いたデザインの無彩色盤、「むらかみ」バージョン。 |
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旧・村上市(むらかみし) | |
村上の名物は、なんといっても三面川のサケ。そのサケと村上城跡と市の木の「アカマツ」と日本海に沈む夕日の組み合わせ。 平安時代には京都の王朝や貴族に献上され、江戸時代には「種川の制」で自然増殖を促進、明治時代には日本初の人工孵化」に成功するなど、村上とサケには深い繋がりがあるのだが、合併後の市のシンボルは、市の木「ブナ」、市の花「ハマナス」、他のシンボル「クマタカ」となっていて、魚は制定されていない。 |
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下部に矢印がある無彩色盤。 ▼冬の軒下に干された塩引き鮭。(2016年2月撮影) |
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上と同デザイン同仕様の子蓋を収めた親子蓋。親蓋は亀甲模様。 |
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撮影:村上市寺町・「吉源」付近/2009.5 上と同デザインの矢印つき小型盤。 |
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上と同デザインの小型盤。ミニサイズなのにマツの幹や枝には普通サイズにない模様がある。これは瀬波上町カラー盤と同じ作りだ。 |
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上と同デザインのハンドホールの蓋。 |
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サンド塗装が施された汚水桝の蓋。 |
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上と同デザインだが下部の文字が「集排」になっている山辺里処理区の農業集落排水の蓋。 |
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撮影:村上市天神岡/2021.10 上と同デザイン同仕様の子蓋を収めた山辺里処理区の農業集落排水の親子蓋。 |
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瀬波温泉マスコットの「コンコン」を描いたプレート型の蓋。奥に見えるのは夕日だろう。いかにも日本海に面した瀬波温泉らしい。 しかし、コンコン、温泉に飛び込んでいる。頭から浮いた手ぬぐい、飛び散る飛沫。危ないから温泉に飛び込むのはやめましょう。 |
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仕切弁。デザインはハマナス。 |
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マンホールではなく、側溝の蓋。ここにもサケがいる。 |
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こちらも側溝の蓋。上のものとはデザインが異なる。 |
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旧・荒川町(あらかわまち・岩船郡) | |
撮影:金屋付近/2009.10 遠景は標高570.5メートルの高坪山。荒川の流れにはサケが泳ぐ。中央の花は町の花「サザンカ」ではなく、生産量日本一の「クロッカス」だそうだ。 |
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上と同デザイン同仕様の子蓋を収めた親子蓋。親蓋は亀甲模様。 |
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撮影:金屋付近/2009.10 上と同デザインの小型盤。 |
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■ 村上市マンホールカードC ■ 取得:2021.10 荒川地区公民館 | |
【デザインの由来】(マンホールカード裏面の文章) 本マンホール蓋は、平成の名水百選に選ばれた清流「荒川」と「高坪山」を背景に、「鮭」と「クロッカス」を描いたもので、合併前の旧荒川町時代に製作されました。荒川の鮭釣りは人気が高く、釣獲調査の期間中は大物釣りならではの醍醐味を堪能しようと、全国各地から釣り人が訪れます。一方、クロッカスはかつて、旧荒川町が球根生産量日本一を誇ったほど、地域にゆかりの深い花です。高坪山は手軽な登山が人気で、山頂から望む粟島や佐渡島などの絶景を堪能しようと、週末には多くの登山客で賑わいます。荒川名物だしの風を体に受け、観光とマンホール巡りに出掛けてみませんか。 |
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旧・神林村(かみはやしむら・岩船郡) | |
撮影:国道345号「松喜和」交差点付近/2010.5 花は村の花「ユリ」。村の木は「マツ」だが、ここでは稲穂が描かれている。 マウスポインタを左の画像に重ねると、道の駅神林に展示されていたカラー見本盤(2021年10月撮影)の画像に切り替わる。(見本盤の画像を別ウィンドウで表示) |
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撮影:国道345号「松喜和」交差点付近/2010.5 上と同デザインの小型盤。 |
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■ 村上市マンホールカードE ■ 取得:2021.10 道の駅神林(穂波の里) | |
【デザインの由来】(マンホールカード裏面の文章) このマンホール蓋は、5市町村が合併(平成20年)する前の旧神林村時代にデザインされたものです。神林地区は第1次産業の稲作が盛んで、四角は水田をイメージしており、その中に村の花である「ユリ」と岩船米をイメージした「稲穂」が描かれています。低平地が広がり浸水被害を受けやすい地形のため、平成14年度に全国に先駆けて水田を利用した「田んぼダム」にて洪水被害を軽減する取組みを実施しており、田んぼダム発祥の地として情報発信しております。見渡すばかりの田園風景の中で、美味しい岩船産コシヒカリを食べ、マンホールめぐりの旅をお楽しみください。 |
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撮影:道の駅神林(穂波の里)/2021.10 道の駅神林に展示されていたマンホールカード掲載のカラー見本盤。 |
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撮影:村上市今宿/2021.10 上と同デザインだが仕様が異なる子蓋を収めた親子蓋。親蓋は亀甲模様。 |
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旧・朝日村(あさひむら・岩船郡) | |
撮影:村上市役所朝日支所付近/2010.6 デザインは村の花「ヒマワリ」。 マウスポインタを左の画像に重ねると、朝日みどりの里物産会館に展示されていたカラー見本盤(2021年10月撮影)の画像に切り替わる。(見本盤の画像を別ウィンドウで表示) |
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上と同デザインの小型盤。 |
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■ 村上市マンホールカードD ■ 取得:2021.10 道の駅朝日 朝日みどりの里物産会館 | |
【デザインの由来】(マンホールカード裏面の文章) このマンホール蓋は、5市町村が合併(平成20年)する前の旧朝日村時代に、村の花「ひまわり」をモチーフにデザインされたものです。ひまわりはキク科の一年草で、太陽の動きにつれてその方向を追うように花が回るとも言われ、「朝日」の名称や豊かな大自然のイメージにぴったりです。朝日地区には、新潟景勝100選の「朝日スーパーライン」や日本の滝100選の「鈴ヶ滝」などの景勝地が多く、雄大な朝日連峰や、清流三面川・高根川の恵みを受けた山紫水明の地であり、歴史と文化が息づく地域です。ぜひ自然豊かな朝日地区の景勝地とマンホールめぐりをお楽しみください。 |
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撮影:朝日みどりの里物産会館/2021.10 マンホールカード配布場所の朝日みどりの里物産会館に展示されていたカラー見本盤。 |
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撮影:村上市朝日浄化センター/2021.10 朝日浄化センターの門の内側に設置されていた親子蓋。子蓋はカラー盤だが、見ての通り樹脂の剥離が激しい。 |
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撮影:村上市猿沢/2021.10 上と同デザインの親子蓋。子蓋は無彩色盤で、親蓋の地模様は異なる。 |
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撮影:村上市猿沢/2021.10 上と同デザインの親子蓋で親蓋は大径。 |
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二人のスキーヤーが描かれた蒲萄《ぶどう》地区農業集落排水の蓋。 |
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上と同デザイン同仕様の子蓋を収めた親子蓋。親蓋は亀甲模様。 |
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旧・山北町(さんぽくまち・岩船郡) | |
デザインはサケ。ウロコが生々しい。 |
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上と同デザイン同仕様の無彩色盤。 |
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上と同デザイン同仕様の子蓋を収めた親子蓋。 |
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上と同デザインの小型盤。 |
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名勝「笹川流れ」をデザイン。右手にあるのは「眼鏡岩」。 「笹川流れ」の文字の下にカモメらしき鳥が飛んでいるが、旧・山北町は町の木として「スギ」、町の花として「ヤマユリ・イワユリ」を制定していたが、鳥や魚は制定していなかったようだ。 |
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マンホールカード掲載の蓋。 |
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■ 村上市マンホールカードB ■ 取得:2021.10 道の駅笹川流れ(夕日会館) | |
【デザインの由来】(マンホールカード裏面の文章) このマンホール蓋は、5市町村が合併(平成20年)する前の旧山北町時代にデザインされたものです。ここに描かれている笹川流れは全長11kmの海岸で、国の名勝天然記念物に指定されているほか、日本百景にも数えられる国内有数の海岸景勝地です。透明度の高い碧い海と白い砂浜が美しく、日本海の荒波によってできた眼鏡岩や数々の奇岩、岩礁、洞窟など雄大な造形美が見られます。海水浴にキャンプ、日本海の美しい夕日の眺めなど、年間を通して観光客を魅了する笹川流れ。海岸線のドライブで爽やかな潮風とカモメに出会えた後は、車を停めてマンホール巡りをお楽しみください。 |
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撮影:村上市桑川付近/2010.6 上の無彩色盤。 |
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撮影:村上市浜新保/2022.4 上と同デザイン同仕様の子蓋を収めた親子蓋。親蓋は毘沙門亀甲模様。 |
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撮影:村上市浜脇川/2022.4 上と同デザインだが仕様が異なる子蓋を収めた親子蓋。親蓋は毘沙門亀甲模様で下部に耐荷重の数字が入っている。 |
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黒川俣処理区の特定環境保全公共下水道の蓋。 国道7号線から少し逸れたところにある大毎集落。描かれている魚の詳細は不明だが、サケよりもヤマメのほうが似合う環境。脇のパーマークもヤマメっぽい。 |
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撮影:村上市北中/2022.4 大毎集落と同じく黒川俣処理区の特定環境保全公共下水道の親子蓋。 |
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大毎集落の蓋と同デザイン同仕様だが、こちらは中継地区の農集排の蓋。 |
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撮影:村上市中継/2022.4 大毎集落の蓋と同デザイン同仕様だが、こちらは中継地区の農集排の親子蓋で、僅かな違いは最下部に耐荷重の数字があること。 |
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中継地区の農集排の小型盤。 |
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