熊本県 菊池市(きくちし)
2005年3月22日、菊池市と菊池郡七城町・旭志村・泗水町が合併し、新・菊池市となった。
 旧・菊池市(きくちし)
菊池市マンホール

撮影:きくち観光物産館/2011.3

市の木「サクラ」の花の中に市の花「キク」を描いた汚水用カラーマンホール蓋。

菊池市マンホール

撮影:きくち観光物産館/2011.3

上の蓋の色違い。

熊本県には多数の石橋がある。もちろん菊池市も。

できればたくさん回ってみたかったのだが、時間に限りがあるので、観光物産館からあまり遠くないところにある「迫間橋(はざまばし)」に行ってみた。

竣工は文政12(1829)年だが、車も通れる立派な橋。川岸に咲いた菜の花が春の雰囲気を演出してくれた。

 旧・七城町(しちじょうまち・菊池郡)
菊池市マンホール

撮影:七城町林原/2011.3

七城南部地区の集落排水の蓋。

菊池川や黒川、江津湖などでしか見られない、底から地下水が涌き出すような所に棲むスズキ科の淡水魚「オヤニラミ」が描かれている。体長は10~13cm。地方名では、「セイジャンババ」、「ヨツメ」、「ミヅクリセイベイ」などとも呼ばれるそうだ。その中で「ヨツメ」は目の後方に眼状紋があるからついた名だと納得しやすい名前だ。

オヤニラミは侵入者を激しく追い立てるそうで、目が笑っているこの蓋のオヤニラミは、かなり気立ての良い個体なのだろう。

 旧・泗水町(しすいまち・菊池郡)
菊池市マンホール

撮影:孔子公園付近/2011.3

町の花「コスモス」を描いた汚水用マンホールの蓋。

なぜここに孔子公園なのか。孔子生誕の地は「山東省泗水県」。つまりは「泗水」つながりなのだが、初代村長が孔子大好きで、その意志を受け継いで「魂のふるさとづくり」の一環として造られたそうだ。中国から職人を呼んだり中国産の石を使ったりと、かなり本格的なものらしいが、このときは時間がなくて見学できなかった。

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