岐阜県 下呂市(げろし)
2004年3月1日に益田郡萩原町小坂町下呂町金山町・馬瀬村が合併して誕生した。
 旧・下呂町(げろちょう・益田郡)
下呂市マンホール

撮影:下呂温泉街/2013.3

一度湧出が止まってしまった下呂温泉だが、1羽の白鷺が毎日河原に降りているのを村人が見つけて、新たな温泉の湧出が発見された……という「白鷺伝説」から、シラサギが描かれている。枝に止まっているのも、シラサギ伝説からのようだ。

シラサギという名のサギは存在せず、白いサギといえばダイサギ、チュウサギ、コサギ、非繁殖期のアマサギが考えられるが、後頭部の冠羽からまずコサギとみていいだろう。

下呂市マンホール

撮影:下呂温泉街/2013.3

上と同デザインの無彩色盤。橋にもシラサギが…。

下呂市マンホール

撮影:下呂温泉街/2013.3

上と同デザインの小型盤。

下呂市マンホール

撮影:下呂温泉街/2013.3

町の花「ツツジ」が描かれたハンドホールの蓋。

下呂市マンホール

撮影:宮地/2013.3

アマゴと特産のトマトが描かれた特定環境保全公共下水道の竹原地区の蓋。山の名前は不明。

竹原地区は、昭和32年に下呂町と合併した元・竹原村。下部には下呂町時代の町章が入っている。

アマゴはサツキマスの河川残留型(陸封型)で、ヤマメ(サクラマス)に似ているが、側線付近から背面にかけてヤマメにはない赤い点(朱点)が多数ある。神奈川県西部より西の太平洋岸、四国と九州の瀬戸内海川の河川に生息する。マンホールの蓋に描かれている場合は、カラー盤もしくは説明付きでなければ判別は難しそうだ。

下呂市マンホール

撮影:下呂温泉街/2013.3

タオルを持ったピンクのカエルが描かれた仕切弁。リボンとまつげから、どうやら♀ガエルらしい。

下呂温泉でカエルとくれば、もうこれは「ゲロゲロ」つながりしかない。「下呂温泉加恵瑠神社」というのもあるそうだ。でも、カエルってサギの大好物なんだけれどなあ……。

下呂市マンホール

撮影:下呂温泉街/2013.3

♂のカエルは緑色。

下呂市マンホール

撮影:下呂温泉街/2013.3

こちらがリボンのない緑色のカエルが描かれた消火栓の蓋。これが♂だろう。

下呂市マンホール

撮影:下呂温泉街/2013.3

こちらも♂ガエルの空気弁。隣に♂仕切弁。

 旧・萩原町(はぎわらちょう・益田郡)
下呂市マンホール

撮影:飛騨萩原駅付近/2013.3

太陽に山、ビルを背景に、川遊びをする子供たちが描かれている特定環境保全公共下水道萩原処理区の蓋。

下呂市マンホール

撮影:下呂市萩原町宮田/2013.3

こちらは川遊びをする子供たちだけが描かれている農集排の蓋。

下部の「農業集落排水」の文字と、中央円内の「LET'S ECONOMIZE ON OUR WATER」の英文字のアンバランスが面白い。「飛騨はぎわら」の字体は上と同じ。

 旧・小坂町(おさかちょう・益田郡)
下呂市マンホール

撮影:小坂町交差点付近/2013.3

山と滝と温泉とイワナが描かれている特定環境保全公共下水道小坂処理区のマンホール蓋。下部の文字は萩原町と反対に「ひだ」が平仮名で「小坂」が漢字。

山は「御嶽山」。滝は落差63mの「根尾の滝」だろうか。飛騨小坂は日本一滝の多い町だそうだ。温泉も、濁河、下島、湯屋などがある。そして魚は模様からイワナと判断。

下呂市マンホール

撮影:小坂町交差点付近/2013.3

上と同デザインの小型盤。

 旧・金山町(かねやまちょう・益田郡)
下呂市マンホール

撮影:十王坂交差点/2013.3

特定環境保全公共下水道の金山処理区の蓋。

もう真っ暗になってからストロボを使って撮ったので多少見づらいが、馬瀬川にある「岩屋ダム」とダムによって形成された「東仙峡金山湖」、右側には旧町の花「ササユリ」が描かれている。

ページの先頭へ 路上の美術館トップへ
inserted by FC2 system