福島県 田村市(たむらし) | |
2005年3月1日、田村郡の滝根町、大越町、都路村、常葉町、船引町の5町村が合併して田村市が発足した。 | |
旧・滝根町(たきねまち・田村郡) | |
撮影:滝根町菅谷馬場/2020.9 あぶくま洞のそばにある「星の村天文台」が描かれている。 マウスポインタを画像に重ねると、「大滝根水環境センター」に展示されていたカラー見本盤(2020年9月撮影)が表示される。見本盤を別ウィンドウで表示する。 |
|
撮影:滝根町菅谷椚塚《すがやくぬぎつか》/2017.9 上と同デザインで仕様が異なる汚水用マンホール蓋。 |
|
マンホールカードに掲載されたカラーマンホール蓋。 |
|
■ 田村市マンホールカードA ■ 取得:2020.9 あぶくま洞管理事務所 | |
【デザインの由来】(マンホールカード裏面の文章) 田村市滝根町にある「星の村天文台」と「星空」を色鮮やかにデザインしたマンホール蓋です。阿武隈高原一帯の上空は、多くの天文家たちが「美しい星空の宝庫」と称える澄み切った空で、同地域の中央に位置する名所・あぶくま洞周辺は「星の村」と呼ばれています。本デザインのモチーフとなった星の村天文台は、最先端の天体観測施設として平成4年に開館しました。同天文台の一番の自慢は、福島県内最大級(口径65cm)の反射望遠鏡を備えていることにあります。四季を通じて美しく壮大な星空を堪能できるこの施設には、毎年、県内外からたくさんの観光客が訪れます。 |
|
マンホール蓋のデザインが「星の村天文台」、マンホールカードの掲載盤が「入水鍾乳洞」、マンホールカードの配布場所が「あぶくま洞」と、田村市滝根町の観光スポットを巡らせようというもくろみだろうか。「星の村天文台」の写真を撮ってから「あぶくま洞」にマンホールカードを貰いに行ったら、右下のようなパンフレットに組み込まれていた。こういう配布の仕方は初めてだった。 | |
田村市のポケふた(たむらしのぽけふた) | |
撮影:あぶくま洞レストハウス釜山の前/2020.9 株式会社ポケモンから寄贈された「ポケモンマンホール『ポケふた』」。描かれているのは「ラッキー」と「ヘラクロス」。左に「たむら」、右に「ⓒPokémon.」の文字。 カブトムシのポケモンなら常盤町のほうがふさわしそうだが、設置されたのは滝根町の「あぶくま洞」。 |
|
旧・大越町(おおごえまち・田村郡) | |
撮影:大越町上大越鷹待田/2017.9 中央に旧・大越町の町章、三分割の上部に町の鳥「ウグイス」、下左に町の花「ツツジ」、下右に町の木「イチョウ」を描いた汚水用マンホール蓋。 |
|
撮影:大越町上大越鷹待田/2017.9 上と同デザインの小型盤。ウグイスの背景のウメの花が大きくなり数が減っている。 余談だが、ウグイスがさえずり始めるのはウメの花が咲く頃とは微妙にずれている。咲いているウメの木でよく見られるのはメジロ。俗にいうウグイス色はメジロの色に近いので勘違いする人も多い。 |
|
町の花「ツツジ」を中心に描いた汚水用マンホール葢。 田村市のHPによると、高柴山(884メートル)の山頂付近に約3万株の山ツツジが咲くという。山頂付近が真っ赤に染まるらしい。 マウスポインタを画像に重ねると、「大滝根水環境センター」に展示されていたカラー見本盤(2020年9月撮影)が表示される。見本盤を別ウィンドウで表示する。 |
|
旧・常葉町(ときわまち・田村郡) | |
撮影:常葉町常葉古御門《ときわこみかど》/2020.9 中央に大きく羽を広げたカブトムシ。下部に描かれているのは旧・常葉町の花「ヤマツツジ」。常葉町山根に「カブトムシ自然王国ムシムシランド」がある。鎌倉岳の麓にあるので、蓋の背景に描かれている山は鎌倉岳だろう。 カブトムシが飛んでいる姿を描くのは流石というところか。 マウスポインタを画像に重ねると、「大滝根水環境センター」に展示されていたカラー見本盤(2020年9月撮影)が表示される。見本盤を別ウィンドウで表示する。 |
|
上と同デザイン、同仕様のカラー盤。 |
|
撮影:常葉町西向石ノ坪/2017.9 上と同デザインで仕様が異なる蓋。 |
|
上と同デザインの小型盤。 |
|
旧・船引町(ふねひきまち・田村郡) | |
撮影:船引町船引城ノ内《ふねひきじょうのうち》/2017.9 田村富士と呼ばれる片曽根山と町を流れる大滝根川と河畔の桜並木が描かれている汚水用マンホール葢。サクラは旧・船引町の木。 マウスポインタを画像に重ねると、「大滝根水環境センター」に展示されていたカラー見本盤(2020年9月撮影)が表示される。見本盤を別ウィンドウで表示する。 |
|
上と同デザインの汚水用マンホール蓋の仕様違い。 マウスポインタを画像に重ねると、「大滝根水環境センター」に展示されていたこの蓋と同仕様のもう1枚の船引町デザインのカラー見本盤(2020年9月撮影)が表示される。見本盤を別ウィンドウで表示する。 |
|
撮影:船引町船引城ノ内/2017.9 上と同デザインの小型盤。 |
|
撮影:船引町船引遠表《ふねひきとおおもて》/2017.9 上と同デザインのハンドホールの蓋。小さくても通常のサイズの蓋と変わらない緻密さで描かれている。 |
|
大滝根川流域下水道(おおたきねがわりゅういきげすいどう) | |
撮影:船引町船引城ノ内/2017.9 大きな県章の外側に「大滝根川流域」「大滝根幹線」の文字が書かれた「大滝根川流域下水道(大滝根幹線)」の蓋。他の流域下水道の蓋と異なり、「あぶくまがわ」の文字はない。 県章の内側には、その山容から田村富士と呼ばれる「片曽根山」と「ヤマツツジ」が描かれている。 なお、大滝根川流域下水道(田村処理区)は、平成25(2013)年12月に「阿武隈川上流流域下水道(田村処理区)」という名称に変更されている。関連市町村は田村市で、大滝根幹線、常葉幹線、七郷幹線がある。 マウスポインタを画像に重ねると、「大滝根水環境センター」に展示されていたカラー見本盤(2020年9月撮影)が表示される。見本盤を別ウィンドウで表示する。 |
|
撮影:滝根町神俣糠塚《かんまたぬかつか》/2020.9 上と同じ大滝根幹線の親子蓋。親蓋は県の花「ネモトシャクナゲ」模様。 大滝根幹線の延長は21.2km。 |
|
「大滝根川流域」、「常葉幹線」と書かれた「大滝根川流域下水道」の蓋。2013年12月以降の名称は「阿武隈川上流流域下水道(田村処理区)」の常葉幹線。 「常葉幹線」の文字以外とナンバー以外は上の蓋と共通。 常葉幹線の延長は5.2km。 |
|
撮影:常葉町常葉古御門《ときわこみかど》/2020.9 上と同じ常葉幹線の親子蓋。親蓋は亀甲模様。 |
|
上と同じデザインの七郷《ななごう》幹線の蓋。2013年12月以降の名称は「阿武隈川上流流域下水道(田村処理区)」の七郷幹線。 大滝根幹線が長さ21.2km、常葉幹線が5.2kmに対し、七郷幹線は2.9kmと短く、さらに蓋が見える区間は100mくらいしかないのではないかと思われる。 「下 119」の番号があるが、これは七郷幹線の番号ではなく、大滝根川流域下水道全体の通し番号のようだ。すぐ下の画像の蓋が「下 119-2」、その下の蓋が「下 119-4」になっているが、砂と砂利に埋もれてほとんど見えない蓋が「下 119-3」だったのだろうと思う。 |
|
撮影:大越町下大越上田/2020.9 上と同じデザインの七郷《ななごう》幹線の親子蓋。親蓋は県の花「ネモトシャクナゲ」模様。 小さな川の土手上にあり、ガガイモのツルに覆われようとしていた。 |
|
撮影:大越町下大越中川/2020.9 上と同デザインの七郷《ななごう》幹線の蓋。
|
|
大滝根水環境センター(おおたきねみずかんきょうせんたー) | |
撮影:撮影:大滝根水環境センター/2020.9 大滝根水環境センターは「阿武隈川上流流域下水道(田村処理区)」の流域下水道施設。業務は民間に委託されている。 関連市町村は田村市。最大処理水量は3,300m³/日で、管渠延長は26.5㎞。単独の市で流域下水道?というのは、合併前は滝根町、大越町、常葉町、船引町の四町が対象であったから。名称も「大滝根川流域下水道」だった。 6枚の見本盤が展示されていた。下の各画像をクリックすると別ウィンドウで拡大表示される。 |
|
▼左から、「大滝根川流域下水道」、「旧滝根町」、「旧大越町」、「旧常葉町」、「旧船引町」、「旧船引町仕様違い」 |
|
大滝根水環境センターの展示盤を見るには事前に連絡が必要とのことだったので、到着時刻が見込める30分ほど前に、ネットで調べておいた番号に電話をかけてみた。しかし、3度かけても呼び出し音は聞こえるもののつながらない。しかたなくそのまま行ってみたら、玄関のドアは閉まっていて、事務所内で昼食をとっている人影が見えた。そこで昼食を終えて外に出てきた人に訊いてみたら、委託事業なので貼り紙の連絡先に電話をするように言われた。言われるまで気づかなかったが、そこには県中浄化センターの番号(024-958-5095)が書かれていた。県中センターから連絡があって、初めて玄関のドアが開けられた。事前にもっとしっかり調べておくべきだった。30分くらいは時間を無駄にしてしまった。 | |
ページの先頭へ | 路上の美術館トップへ |