秋田県 横手市(よこてし) | |
2005年10月1日に、横手市、平鹿《ひらか》郡増田町・平鹿町・雄物川町・大森町・十文字町・山内村・大雄村が対等合併し、新横手市が誕生した。 | |
旧・横手市時代のものと同デザインだが、スリップ対策のために模擬天守以外をデザインし直したようだ。凸部になったサクラの花びらや雪と思われるドットで空白部分を埋めているだけでなく、階段部分を刻んだり、かまくら内部の神棚を鳥居にしたり、徹底して面を減らしたようだ。 |
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金沢地区の農集排の蓋。中央に新市章。 後三年の役の逸話「雁行の乱れ」の舞台となったのがこの地域ということで、その古戦場の跡は現在「平安の風わたる公園」になっている。 盤面左側には、その公園内にある「雁橋」と雁、その下には「片目カジカ」の伝説のカジカも描かれている。右下の武将は源義家だろうか。 その上には、小正月に頭飾りの豪華さを競いながら旭岡山神社へ先陣を競って勇壮に奉納する「ぼんでん」が描かれている。 |
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▼平安の風わたる公園の「雁橋」 |
▼かまくら館内に展示されていた「ぼんでん」 |
旧・横手市(よこてし) | |
図案は、横手城模擬天守とかまくらと市の花「サクラ」。 下左は蓋があった場所。 下右は横手城模擬天守。 |
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撮影:横手市ふれあいセンターかまくら館付近/2018.6 上と同デザインの無彩色盤。 |
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シンボルマークとキャラクターの「ノブ」。 |
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▼秋田ふるさと村の入口 |
▼中に入るとノブがお出迎え |
旧・増田町(ますだまち・平鹿郡) | |
撮影:まんが美術館付近/2011.11 図案は、増田町出身の漫画家矢口高雄氏の代表作「釣りキチ三平」の主人公「三平」とヤマメ※ |
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※と、ずっと思っていたのだが、この魚、第一印象はイワナ。しかし、「まんが美術館」の看板(モニュメントかな?)の絵を見るとヤマメ。だからずっとヤマメにしていたわけで……。 ところが、体型がイワナっぽいのとパーマーク(体側の斑点)に見える部分に白点があるのが気になって調べてみると、秋田県のアーカイブに横手市の蓋についてのPDFがあって、そこには魚についての説明はなかったものの、見本盤の写真(左)が載っていた。 暗くてわかりにくいが、体側の小さな点はやはり白くなっている。この蓋が矢口高雄氏の原画に忠実ならば、これはイワナ以外の何者でもないと判断。 デザインは、三平三平《みひらさんぺい》」とイワナ! 2018年8月追記 | |
旧・平鹿町(ひらかまち・平鹿郡) | |
撮影:浅舞公民館付近/2011.11 左上には特産物の「りんご」、右上には町の花「アヤメ」、下にはアヤメが咲く「浅舞公園」がデザインされている。 |
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旧・雄物川町(おものがわまち・平鹿郡) | |
撮影:雄物川町薄井/2011.11 今一つ資料がないが、冠羽と首の模様からするとこれはアオサギだろう。 |
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旧・大森町(おおもりまち・平鹿郡) | |
撮影:横手市大森町板井田南松田/2018.6 町の鳥「ヤマドリ」、町の木「サクラ」、町の花「ヤマツツジ」を描いた川西処理区の農集排の蓋。 上部に「おおもりまち」、下部に「おすい」の文字。 |
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旧・十文字町(じゅうもんじまち・平鹿郡) | |
撮影:十文字駅付近/2011.11 図案は、特産のサクランボとハクチョウ。 |
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今泉地区の農集排の蓋。 雄物川を渡る「今泉橋」と「ハクチョウ」が描かれている。遠景の山は鳥海山のようだ。下部に「しゅうはい」「いまいずみ」の文字。 |
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旧・山内村(さんないむら・平鹿郡) | |
撮影:横手市山内大沢辺り/2011.11 図案は、村の花「ユキツバキ」と村の木「ベニヤマザクラ」と村の鳥「ヤマバト(キジバト)」。中央に大きく「さ」を図案化した村章。 |
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旧・大雄村(たいゆうむら・平鹿郡) | |
撮影:県道117号線沿い/2011.11 図案は、鳥海山と雄物川と村の花「ホップ」。ホップの横でホタルも3匹飛んでいる。村の木は「アカマツ」らしいが、周囲はサクラの花だろう。 |
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上と同じデザインの仕様違い。 鳥海山(2236m)の右側の山は稲倉岳(1154m)のようだ。南西側から見ることが多かった鳥海山は、この山の存在はあまりはっきりしないのだが、北東側、特に大雄辺りからだとこのように主峰とは別の山として見えるようだ。 |
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