東京都 国立市(くにたちし)
国立市マンホール

撮影:谷保天満宮前交差点/2010.12

JR中央線の国立駅南口駅舎とサクラをデザイン。この駅舎は、都内で2番目に古い木造建築で関東の駅百選に選出されたものだが、中央線三鷹〜立川間の連続立体交差事業の関係で撤去、解体保存されているという。

国立市マンホール

撮影:国立駅南口/2020.3

JR中央線の国立駅南口駅舎とサクラをデザインしたカラーマンホール蓋。マンホールカードに掲載。

1926年(大正15年)以来、「赤い三角屋根」として市民に親しまれた旧駅舎は、中央線の高架化により2006年に解体されたが、市民運動の盛り上がりもあって市が部材を保存、2018年から再建工事を行い、2020年4月6日に観光案内所や展示スペースとしてオープンした。外観だけでなく、切符売り場や改札などもほぼ当時のまま再現されたそうだ。

カラー化に際して建物部分のデザインが少し変更されている。

 ■ 国立市マンホールカードA ■ 取得:2021.11 旧国立駅舎
国立市マンホール国立市マンホール 【デザインの由来】(マンホールカード裏面の文章)
国立市には、かつて、まちのシンボルと強く認識された三角屋根の旧国立駅舎がありました。そして、国立駅から南へまっすぐ伸びる大学通りの幅はなんと約44メートルもあり、通りの両側のグリーンベルトには桜が植えられ、春には花びらのカーテンがまちをピンク色に染めます。国立市で設置している一部のマンホール蓋には、旧国立駅舎を大学通りから望んだ春の風景がデザインされています。2019年には、今までの無色からカラーにリニューアルしてさらなるイメージアップに努めています。2020年に旧国立駅舎は1926年創建当時の姿に再築され、くにたちのシンボルが復活しました。

撮影:国立駅/2023.1

復元された旧国立駅舎。

国立市マンホール

撮影:撮影:国立市中2丁目/2023.1

上と同デザインの色違い。夕焼けをイメージ。

国立市マンホール

撮影:撮影:桐朋学園東交差点付近/2023.1

上と同デザインの色違い。夜桜をイメージ。

国立市マンホール

撮影:国立市東1丁目/2023.1

上と同デザインの色違い。朝焼けをイメージ。

国立市マンホール

撮影:谷保天満宮前交差点付近/2023.1

国立市南部の谷保地区の新たなデザインマンホール蓋。描かれているのは日本初のガソリン自動車「タクリー号」と白梅とメジロ。「タクリー号」のウィンドウの左側(車から見たら右側)にウメをモチーフとした国立市章。

「タクリー号」は1907(明治40)年に有栖川宮が作らせたほぼ国産のガソリン車。その翌年、「タクリー号」が先導した日本初の遠乗会(とおのりかい…ツーリング)の目的地が谷保天満宮だったそうだ。

 ■ 国立市マンホールカードB ■ 取得:2023.1 くにたち郷土文化館
国立市マンホール国立市マンホール 【デザインの由来】(マンホールカード裏面の文章)
本マンホール蓋は、日本初のガソリン自動車として誕生した「タクリー号」と東日本最古の天満宮である谷保天満宮の「梅林」「メジロ」をモチーフにデザインされています。ガタクリ、ガタクリと音を出して走ることから命名されたタクリー号は、自動車の宮様と称された有栖川宮威仁親王の命により1907年に制作されました。翌年、タクリー号と外国製の自動車の11台で日本初の遠乗会が開催され、谷保天満宮の梅林で昼食会を開き、参拝後も無事に帰路についたことから、谷保天満宮が交通安全祈願発祥の地と呼ばれるようになりました。
国立市マンホール

撮影:城山さとのいえ南側通路/2023.1

国立市南部の谷保地区の新たなデザインマンホール蓋。描かれているのは日本初のガソリン自動車「タクリー号」と紅梅とメジロ。

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