栃木県 小山市(おやまし)
小山市マンホール

撮影:小山駅付近/2010.2

平成8年度から使われているマンホール蓋。デザインの馬とつる草は、小山市とは特に関係がない。

小山市のホームページによると、市内にある白鴎大学の学生にデザインを依頼、88点の中から「小山市特有のもの」、「小山市らしさを強調することにとらわれない」という基準で審査し、「デザインの優劣」で採用したとのこと。

昨今のイメージ中心の市町村章と同じ傾向かな?見た人は、競馬場か牧場があるのかなとか、野生馬がいたのかなとか、その土地と馬をなんとか結びつけて考えそうだが……。

小山市マンホール

撮影:小山市立木/2020.10

上と同デザインの小型盤。

小山市マンホール

撮影:小山市島田/2021.6

上と同デザインの親子蓋。親蓋は円を格子状に繋いだ地模様。子蓋は仕様が異なっている。

小山市マンホール

撮影:小山市役所敷地内/2021.6

上と同デザインの親子蓋。親蓋は亀甲模様。子蓋は仕様が異なっている。

小山市マンホール

撮影:小山市役所/2021.6

「野木宮の合戦」が鎌倉幕府成立の緒となり、「小山評定」が江戸幕府成立への道筋をつけたことから、小山市は「開運のまち おやま」をキャッチコピーにしている。

描かれているのは観光協会所属のキャラクター「政光くん」と「寒川尼《さんがわに》ちゃん」。小山氏の祖である小山政光と、その妻で「女性といえども大功あり」として鎌倉幕府より地頭に任ぜられた寒川尼がモデルとのこと。渡良瀬遊水地の小山市域で野外繁殖したコウノトリが二人の上空を飛んでいる。

 ■ 小山市マンホールカードA ■ 取得:2022.5 小山市役所
小山市マンホール小山市マンホール 【デザインの由来】(マンホールカード裏面の文章)
小山市は、2012年にラムサール条約湿地に登録された「渡良瀬遊水地」や思川をはじめとする「水と緑の大地」の豊かな自然環境を有し、2010年にユネスコ無形文化遺産に登録された「本場結城紬」があり、数多くの貴重な歴史や文化、自然が調和したまちです。渡良瀬遊水地では、コウノトリの野生復帰を推進しており、コウノトリの野外繁殖によるヒナが誕生しています。小山市の新庁舎建設にあわせて、庁舎敷地内に小山市の特徴を表現したデザイン蓋を設置しました。本マンホール蓋の下には、小山市の公共下水道があり、皆さんの暮らしや小山市とその下流域の自然環境を守っています。
小山市マンホール

撮影:小山駅付近/2010.2

小山の「小」を図案化した市章。

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