静岡県 静岡市(しずおかし)
2003年4月1日、静岡市清水市が合併し、新・静岡市が誕生。2005年4月1日には全国14番目の政令指定都市に移行し、葵区、駿河区、清水区が誕生した。さらに、2006年3月31日に庵原《いはら》郡蒲原町を、2008年11月1日には庵原郡由比町を編入している。
静岡市マンホール

撮影:静岡市葵区/2018.7

市の花「タチアオイ」を描いたカラーマンホール蓋。デザインは旧市のものと同じで、市章を新市章に変えたもの。

 ■ 静岡市マンホールカードA ■ 取得:2022.9 静岡市上下水道局
静岡市マンホール静岡市マンホール 【デザインの由来】(マンホールカード裏面の文章)
静岡にゆかりの深い「あおい」の名を持つ花の中で、ひときわ華やかな大輪を咲かせるという理由から、市民公募によって市の花に制定された「タチアオイ」。ピンクや赤、白、紫など多彩な花の色を持つ多年草で、その高くまっすぐ伸びた茎と、大輪が空高く咲き誇る姿をイメージして製作したマンホール蓋です。中央にある市章は、静岡の頭文字「S」をベースに図案化したもので、豊かな自然と都市機能の調和を表現しています。色付きの蓋はJR静岡駅前や徳川家康公ゆかりの駿府城公園周辺の歩道にあり、その中には花の色や中央のマークが異なる合併前のデザイン蓋を見ることもできます。
静岡市マンホール

撮影:安倍川駅東口/2022.9

上と同じタチアオイデザインのカラー盤だが、花の色が赤になり、「たちあおい」の文字がない。仕様も異なっている。

静岡市マンホール

撮影:清水駅江尻口/2022.9

「キリシマツツジ」デザインの旧・清水市の蓋の市章を新市章に変えた歩道用カラーマンホール蓋。

静岡市マンホール

撮影:静岡市清水区/2010.7

「キリシマツツジ」デザインの旧・清水市の蓋の市章を新市章に変えた車道用マンホール蓋。

静岡市マンホール

撮影:清水駅付近/2022.9

上と同デザインの小型盤。

静岡市マンホール

撮影:JR清水駅江尻口付近/2018.12

漫画家の故さくらももこ氏が寄贈した「ちびまる子」デザインのカラーマンホール蓋。

富士山と駿河湾と魚を背景に、ピンク色でコーディネートしたよそ行き風の「ちびまる子」が微笑んでいる。空には「静岡市」の文字。魚はヒレが黄色いことからキハダマグロのイメージかな。

 ■ 静岡市マンホールカードB ■ 取得:2022.9 JR清水駅前観光案内所
静岡市マンホール静岡市マンホール 【デザインの由来】(マンホールカード裏面の文章)
「ちびまる子ちゃん」の原作者さくらももこさんは静岡市清水区(旧清水市)出身です。さくらさんは、平成30年8月7日 「ちびまる子ちゃん」がデザインされたマンホールの蓋を静岡市に寄贈しました。描きおこした2種類のイラストは、「お茶・富士山・駿河湾」がコンセプトとなっています。寄贈された蓋は市内に設置され、JR清水駅江尻口前の蓋には、ピンク色の帽子をかぶり、おしゃれをしてニッコリ笑っている 「まるちゃん」が描かれています。静岡市は「ちびまる子ちゃん」のふるさと。漫画やアニメ、映画などで描かれた清水のまちは、今にも「まるちゃん」が出てきそうな風情を残しています。
静岡市マンホール

撮影:新静岡セノバけやき口付近/2018.12

漫画家の故さくらももこ氏が寄贈した「ちびまる子」デザインのカラーマンホール蓋。

こちらの蓋は背景が富士山と駿河湾と茶畑かな。こちらの空には「静岡市」の文字以外に雲が浮かんでいる。「ちびまる子」の服装はアニメでもお馴染みの普段着の赤いスカート。この紐付きは今ではあまり見かけない。昭和のファッションかな。

静岡市マンホール

撮影:清水駅西口(江尻口)/2022.9

富士山と茶畑を背景に、清水区の広報キャラクター「シズラ」が茶摘み娘姿でお茶を差し出しているデザイン。上部に「清水区」、下部右側に「シズラ」の文字。

シズラの名前は、清水の「シ」に方言の「ズラ」をつけたそうだ。この姿ではよくわからないが、デフォルトでは恐竜のような姿で、横を向くと体が「し」の字になっているようだ。

シズラ清水駅前観光案内所に置かれていたシズラのぬいぐるみ。横から撮ればよかったかも……。

静岡市マンホール

撮影:静岡市駿河区役所の南側/2022.9

静岡市立登呂博物館・登呂遺跡イメージキャラクターであり駿河区応援隊長である「トロベー」が描かれたカラーマンホール蓋。背景に富士山、手前にはイチゴが描かれている。

下部の長方形の中には「駿河区応援隊長」「トロベー」の文字。

静岡市マンホール

撮影:静岡中央警察署静岡駅前交番の前/2022.9

富士山とサクラを背景に立つ静岡市非公式キャラクターの「今川さん」が描かれたカラーマンホール蓋。右手に持った弓は「海道一の弓取り」からか。下部には「今川義元公生誕五百年祭」の文字。

武将としては負のイメージが強かった今川義元だが、政治手腕などが再評価され、静岡市は2017年に「今川復権宣言」を発表し、2019年に生誕五百年祭が行われた。静岡駅前に初の銅像が建てられ、「今川さん」の悔し涙が嬉し涙に変わったとか……。

下左は「竹千代君像」と「今川義元公像」。左奥に交番が見える。

下右は交番の前にあるマンホール蓋。

静岡市マンホール

撮影:清水駅西口(江尻口)/2022.9

富士山を背景に、シルエット状の街並みと清水エスパルスのオフィシャルマスコット「パルちゃん」を描いたカラーマンホール蓋。下部に「エスパルスのある街 静岡」の文字。

静岡市マンホール

撮影:静岡市葵区/2010.7

「大御所家康公/駿府城入城/四百年祭」の消火栓の蓋。富士山、安倍川を背景に甲冑が描かれている。

右下に「2007」とあるので新・静岡市の蓋。

静岡市マンホール

撮影:静岡市葵区/2018.7

右下に「2015」と書かれた徳川家康顕彰四百年記念の消火栓カラー蓋。

久能山沖上空あたりから俯瞰した風景だろうか、富士山、駿河湾、美保が描かれている。手前には家康が祀られている久能山東照宮。その右側には「大御所家康公/顕彰四百年」の文字。新しいうちは白文字だったそうだが、文字部分が凸部だったため色が取れてしまったらしい。

静岡市マンホール

撮影:静岡市役所付近/2018.12

上の徳川家康顕彰四百年記念の蓋のデザインを元にした消火栓カラー蓋。

文字が「家康公が愛したまち/静岡市」になり、左上の「○に水」のマークが鳥になり、右下の「2015」が茄子になっている。

鳥は現在の静岡市の鳥「カワセミ」には見えないし、特産物が茄子だと聞いたこともない。なぜだろうと思ったら、「一富士、二鷹、三茄子《なすび》」なのだそうだ。なるほど。

静岡市マンホール

撮影:静岡市駿河区広野3丁目/2018.7

静岡市消防キャラクター「かけつけ消防 3部隊 カワセミーズ」が描かれた消火栓の蓋。

消防ホースを持っているのが「カワセミ消防隊」、ロープを持っているのが「カワセミ救助隊」、 A.E.D.を持っているのが「カワセミ救急隊」とのこと。防火・防災をPRするために活躍しているそうだが、消防隊のヘルメットの色はオリジナルデザインとは違うようだ。

静岡市マンホール

撮影:静岡市清水区三保/2010.7

サッカーデザインの消火栓。サッカーと言えば清水でユニフォームの色もエスパルスカラーだが、上部のマークが旧静岡市時代から使われているもので、合併後の蓋のようだ。

静岡市マンホール

撮影:静岡市清水区三保/2010.7

サッカーデザインの仕切弁。水マークの左に「08」、右に「400」。

静岡市マンホール

撮影:静岡市清水区三保/2010.7

サッカーデザインの仕切弁。水マークの左に「08」、右に「150」。

静岡市マンホール

撮影:由比支所付近/2010.7

サッカーデザインの仕切弁。水マークの左に「09」、右に「100」。

静岡市マンホール

撮影:駿河区役所付近/2022.9

駿府城の巽櫓が描かれたハンドホールサイズの仕切弁の蓋。

静岡市マンホール

撮影:清水駅付近/2022.9

駿府城の巽櫓が描かれたハンドホールサイズの仕切弁の蓋。上の蓋とは管径が異なるだけでなく、「仕切弁」の文字部分のドットが少ない。

静岡市マンホール

撮影:静岡市上下水道局庁舎の前/2022.9

静岡市上下水道局の水のキャラクター「しずみぃ」が描かれた耐震貯水槽の蓋。3種類のプレート型の子蓋を亀甲模様の親蓋に収めた親子蓋が3枚あった。

左は「しずみぃ」の立ち姿、下左は蛇口をひねって水を出す「しずみぃ」、下右はトレの便座に座った「しずみぃ」。周囲の「市章と静岡市」、「SHIZUOKA WATER WORKS」の文字は3枚に共通。

静岡市マンホール 静岡市マンホール
静岡市マンホール

撮影:清水駅付近/2022.9

耐スリップ性が高そうなC.C.B(電線共同溝)の蓋。中央に静岡市章と「C.C.B」の文字。

静岡市マンホール

撮影:清水駅付近/2022.9

ザラザラとして耐スリップ性が高そうなC.C.B(電線共同溝)の蓋。中央に静岡市章と「C.C.B」の文字。

 旧・静岡市(しずおかし)
静岡市マンホール

撮影:静岡市葵区/2010.7

市の花「タチアオイ」を描いたカラーマンホール蓋。中央は市章ではなく、「下水」と「市」を組み合わせたマーク。

静岡市マンホール

撮影:静岡市葵区/2010.7

市の花「タチアオイ」を描いたカラーマンホール蓋で、枠が細く模様がないタイプ。

静岡市マンホール

撮影:静岡市葵区/2010.7

市の花「タチアオイ」を描いたカラーマンホール蓋。上の蓋とは耐荷重の表示のみ異なる。

静岡市マンホール

撮影:静岡市葵区/2010.7

市の花「タチアオイ」を描いたカラーマンホール蓋の色違い。花の色が苗色のような緑色をしている。下部の左側の文字が耐荷重ではなく「市の花」になっている。

静岡市マンホール

撮影:静岡市葵区/2010.7

地の部分だけが白く塗装されたタチアオイデザインのマンホール蓋。

静岡市マンホール

撮影:静岡市葵区/2010.7

タチアオイデザインの無彩色盤。

静岡市マンホール

撮影:静岡市上下水道局庁舎付近/2022.9

亀甲模様の汚水用マンホール蓋。中央に「下水」と「市」を組み合わせたマーク。

静岡市マンホール

撮影:静岡市葵区/2010.7

消火栓。

静岡市マンホール

撮影:静岡市葵区/2010.7

富士山と安倍川?と登呂遺跡を描いた角形の消火栓。「消火栓」の文字の左は旧・静岡市の市章に似た水道局のマーク。

静岡市マンホール

撮影:久能山東照宮の鳥居手前/2011.1

旧静岡市役所庁舎の塔の周りをヒメアマツバメが飛び交う。下部には静岡市の旧市章。「道路維持」の文字から、上下水道の蓋でないことはわかる。

 旧・清水市(しみずし)
静岡市マンホール

撮影:静岡市清水区三保/2010.7

デザインは「三保の松原」と「富士山」。付近にあった同デザインの蓋は、塗装がかなり傷んでいた。

静岡市マンホール

撮影:静岡市清水区三保/2010.7

上の蓋と並んでいた「キリシマツツジ」デザインの蓋。キリシマツツジは旧・清水市の花。中央は市章。

静岡市マンホール

撮影:静岡市清水区三保/2010.7

「キリシマツツジ」デザインの無彩色盤。

静岡市マンホール

撮影:静岡市清水区/2010.7

こちらもサッカーデザインの消火栓。角形。

静岡市マンホール

撮影:静岡市清水区/2010.7

こちらはサッカーデザインの仕切弁。

 旧・由比町(ゆいちょう)
静岡市マンホール

撮影:由比支所付近/2010.7

この地を通るたびに思い浮かぶのはサクラエビ。最初は気がつかなかったが、よく見たら、この仕切弁のデザインは富士山とサクラエビ。「由比」の文字が入っているところなども、町への愛情が感じられるいいデザインだなと感じる。しかし、その由比も今や大・静岡市の一部になってしまった。

静岡市マンホール

撮影:由比支所付近/2010.7

より小径の仕切弁。下は由比漁港にあるモニュメント。

静岡市マンホール

撮影:由比支所付近/2010.7

仕切弁と同デザインの防火貯水槽の蓋。

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