静岡県 島田市(しまだし)
2005年島田市と金谷町が合併し、新・島田市に。2008年には榛原郡川根町を編入した。
島田市マンホール

撮影:島田市本通4丁目/2018.12

日本三奇祭の「島田大祭帯まつり」を描いた汚水用カラーマンホール蓋。

元禄のころ、島田には嫁入りをすると大井神社参拝後に丸帯を持って町中全戸に挨拶回りをする風習があり、町が大きくなるにつれて大変だろうということで、当時から安産の守り神として信仰のあった大井神社の御神輿の行列の大奴が大太刀《おおたち》にその帯を下げて披露するようになったとのこと。全国から帯業者も集まってきたらしい。いわば、江戸時代のファッションショーといった感じ。帯祭は三年に一度行われるそうだ。

島田市マンホール

撮影:蓬莱橋のたもと/2018.12

大井川の「蓮台越」を描いた汚水用カラーマンホール蓋。

「箱根八里は馬でも越すが越すに越されぬ大井川」というフレーズはなぜか記憶にあったのだが、「大井川蓮台越の唄」の冒頭の歌詞だった。橋も渡し舟もないために川越人足の肩車で大井川を渡るのだが、水深によっては客も濡れてしまうので、高い料金を払って「蓮台」に乗ったらしい。蓮台は4人で担ぐので、肩車の4倍の料金だったそうだ。金を使うなら自分で歩くか泳ぐかすればよさそうなものだが、幕府から厳罰に処されたそうだ。

一人で乗っている蓋と二人で乗っている蓋があるが、二人の場合料金はどうなったのだろう。

島田市マンホール

撮影:島田駅付近/2011.2

「大井川の川越」大井川を越えるための蓮台越の無彩色盤。

島田市マンホール

撮影:本通り/2011.2

デザインは「大井川の川越」大井川を越えるための「蓮台」。車道用。

画像にカーソルを重ねると、「島田浄化センター」のロビーに展示されていたカラー盤の画像が現れる。(元画像を表示)

島田市マンホール

撮影:本通り/2011.2

島田市の伝統的な祭り「帯祭り」。歩道用。

画像にカーソルを重ねると、「島田浄化センター」のロビーに展示されていたカラー盤の画像が現れる。(元画像を表示)

 島田浄化センター(しまだじょうかせんたー)

撮影:島田浄化センター/2011.2

2枚のカラー見本盤が展示されていた。

島田市マンホール島田市マンホール

ページの先頭へ 路上の美術館トップへ
inserted by FC2 system