埼玉県 川越市(かわごえし)
川越市マンホール

撮影:川越市「連雀町」交差点付近/2010.11

汚水用カラー盤。蔵造りの街並みが始まる「連雀町」交差点の歩道にあった。

デザインは観光地・川越のシンボルともいえる「時の鐘」。「時の鐘入口」の交差点から「鐘つき通り」を見た風景。

埼玉県には観光地が少ないが、「小江戸」と呼ばれるここ川越には蔵造りの商店が並び、電線地中化や景観保護条例による街並み保存の効果でレトロな雰囲気を演出、休日には多くの観光客を集めている。

 ■ 川越市マンホールカードA ■ 取得:2020.12 本川越駅観光案内所
吉見町マンホール吉見町マンホール 【デザインの由来】(マンホールカード裏面の文章)
川越市のシンボル「時の鐘」と「蔵造りの町並み」をイメージして製作したマンホール蓋です。約400年前の創建当時から川越のまちに時を告げている「時の鐘」は、高さ約16メートルの木造三層の鐘つき堂です。平成28年度の耐震工事を経て、現在は明治27年の再建当時の姿が復原されています。一方、江戸の町で流行した耐火性の高い町家である「蔵造り」は、商業で江戸との結びつきが強かった川越の商家により採り入れられました。現存する蔵造りの多くは明治の大火後に建築されたものですが、今の東京では見られなくなった江戸の面影をたたえ、「小江戸川越」の情緒を感じさせてくれます。
▼時の鐘のある「鐘つき通り」
▼蔵造りの商店
川越市マンホール

撮影:川越市元町1丁目川越市役所付近/2009.10

上の無彩色盤。下は人気のある菓子屋横丁。

川越市マンホール

撮影:川越市岸町1丁目/2009.10

汚水用。デザインは市の花「ヤマブキ」と市の木「カシ」。中央に漢字の「川」をカタカナの「コ」と「エ」が上下からはさんだ市章。

川越市マンホール

撮影:川越市寺尾/2023.3

上と同モチーフだが市の花「ヤマブキ」と市の木「カシ」の数が少ない汚水用小型盤。

川越市マンホール

撮影:川越市岸町1丁目/2009.10

上と同じデザインだが、「かわごえし」以外の文字は見えない。6つの穴が空いているところを見ると雨水用か。

川越市マンホール

撮影:川越市寺尾/2023.3

上と同デザインだが仕様が異なり「うすい」の文字が入っている子蓋を収めた親子蓋。親蓋は耐スリップ仕様。

川越市マンホール

撮影:川越市大字鴨田/2019.8

上と同デザインの鴨田地区の農集排の蓋。下部右側に「しゅうはい」の文字。

川越市マンホール

撮影:川越市大字鴨田/2021.2

上と同仕様の子蓋が収まっている鴨田地区農集排の親子蓋。

川越市マンホール

撮影:川越市豊田本/2011.9

ぜひカラーにしてほしかった1枚。

川越の街を象徴する「時の鐘」と「蔵造り」(上のほうにある写真の店)と「川越まつりの山車」に「小江戸川越」の文字入りの蓋。「雨水吸込槽」とある。

川越まつり(川越氷川祭)は、360年以上にわたり江戸天下祭の伝統を残している祭事。毎年10月第3日曜日とその前日(1996年までは10月14、15日と決まっていた)に行われている。 山車の曳き回しと山車の舞台上で演奏される囃子が特徴。山車がすれ違うときの「曳っかわせ」が見どころで、身動きがとれないほど見物客が集まる。

こんなデザインならぜひカラーで、そうでなくても汚水用の蓋としてたくさん作ってほしかった。

川越市マンホール

撮影:川越駅西口/2017.7

上と同デザインの単色サンド塗装合流用マンホール蓋。

このデザインではカラー化はサンド塗装でないと難しいが、もっとカラフルなものを見たい気もする。

 市制施行100周年記念(しせいしこうひゃくしゅうねんきねん)
川越市マンホール

撮影:川越駅西口のU_PLACE前/2022.8

市制施行100周年を記念して製作されたマンホール蓋。

市章を背景にロゴマークとしてデザイン化された時の鐘と「100th Anniversary」の文字。上部に「大正11年12月1日 市制施行」、下部に「令和4年 100周年」の文字。

 ■ 川越市マンホールカードB ■ 取得:2022.8 川越駅観光案内所
吉見町マンホール吉見町マンホール 【デザインの由来】(マンホールカード裏面の文章)
川越市の市制施行100周年を記念して製作したマンホール蓋です。100周年を盛り上げるために公募で決定したロゴマークを中央に、市紋章を背景に配置しています。ロゴマークは、象徴的な「時の鐘」と「レインボーカラー」をモチーフに歴史ある過去から現代、そして未来へと悠久の鐘の音のように、多種多様につながり広がる川越市のこれからをイメージしています。紋章は、中央に川越の「川」を、周囲にカタカナの「コ」と「エ」を配置したもので、明治45年に制定されました。その10年後の大正11年12月1日、埼玉県内初の「市」となる川越市が誕生しました。
川越市マンホール

撮影:川越市砂新田/2009.10

こちらは斜め格子のパターン柄。

川越市マンホール

撮影:川越市「連雀町」交差点付近/2009.10

中央が少し盛り上がった雨水用のマンホール蓋。かなり年季が入っている。

川越市マンホール

撮影:川越市鴨田の金精稲荷神社前の車道/2017.7

こちらは川越市のマスコットキャラクター「ときも」と川越のシンボル「時の鐘」デザインの空気弁の蓋。消火栓同様に滑り止めの凸部が時の鐘になっている。

「ときも」は、時の鐘(とき)とサツマイモ(いも)から生まれたそうで、芋のほうのルーツは「紅赤」、別名「金時いも」。江戸時代から芋の産地として知られていた川越は、明治時代後期に発見されたこの紅赤という種の栽培にいち早く取り組んだそうだ。

現在、観光地となった川越には色々な芋菓子があるが、茹でた輪切りの芋を糖蜜に浸してから砂糖をまぶした昔ながらの「芋納豆」が、自分としては一番のお気に入り。高校生時代の帰り道に量り売りをしている店で買って食べたのを思い出し、懐かしさで涙ならぬ涎が出そうになる。

川越市マンホール

撮影:川越駅西口から北側の踏切に向かう道/2017.7

こちらは川越市のマスコットキャラクター「ときも」がホースを持ったデザインの消火栓。滑り止めの凸部が時の鐘になっているのが川越らしい。

川越市マンホール

撮影:川越市砂新田/2009.10

こちらは消火栓の蓋。纏(まとい)のデザインが小江戸川越らしい。

纏の頭の部分は陀志《だし》というそうだが、そこには「川」と「越」が分けて書かれている。

 荒川右岸流域下水道(あらかわうがんりゅういきげすいどう)
川越市マンホール

撮影:川越市中台南2丁目/2020.1

新河岸川舟運の帆船「高瀬舟」を描いた「荒川右岸流域下水道」の無彩色盤。右下に「フロ–21」の文字があるので不老川幹線の蓋。

荒川右岸流域下水道の計画処理区域は、荒川支流の新河岸川流域の川越市、所沢市、狭山市、入間市、朝霞市、志木市、和光市、新座市、富士見市、ふじみ野市(旧上福岡市と旧大井町が合併)及び三芳町の10市1町に、川越市より北の川島町、吉見町の2町を加えた10市3町となっている。新河岸川北幹線新河岸川幹線久保川幹線、不老川幹線、不老川放流幹線川越江川幹線砂川堀幹線砂川堀雨水幹線江川幹線柳瀬川幹線黒目川幹線からの下水を「新河岸川上流水循環センター(川越市)」と「新河岸川水循環センター(和光市)」の2つの施設で処理している。

川越市マンホール

撮影:川越市南大塚6丁目/2020.1

新河岸川舟運の帆船「高瀬舟」を描いた「荒川右岸流域下水道」の無彩色盤。右下に「フロ19–脱1」の文字があるので不老川幹線の蓋。3本の腕が出ていてボルトで留められている。「脱」は脱臭のことらしい。

川越市マンホール

撮影:川越市大字中福/2020.2

ほかの蓋のように高瀬舟は描かれていないが、荒川右岸流域下水道不老川放流幹線の蓋。埼玉県章の下に「空気弁」の文字。その下に「不老川放流幹線2–5」の文字が入っている。

新河岸川上流水循環センターで高度処理した下水処理水を、一級河川不老川の流量の確保と水質保全の目的で、上流部(狭山市大字南入曽)まで圧送して不老川に放流している。

川越市マンホール

撮影:川越市大字寺尾/2020.1

新河岸川舟運の帆船「高瀬舟」を描いた「荒川右岸流域下水道」の無彩色盤。右下に「カワ–19」の文字があるので川越江川幹線の蓋。

荒川右岸流域下水道の計画処理区域は、荒川支流の新河岸川流域の川越市、所沢市、狭山市、入間市、朝霞市、志木市、和光市、新座市、富士見市、ふじみ野市(旧上福岡市と旧大井町が合併)及び三芳町の10市1町に、川越市より北の川島町、吉見町の2町を加えた10市3町となっている。新河岸川北幹線新河岸川幹線久保川幹線不老川幹線不老川放流幹線、川越江川幹線、砂川堀幹線砂川堀雨水幹線江川幹線柳瀬川幹線黒目川幹線からの下水を「新河岸川上流水循環センター(川越市)」と「新河岸川水循環センター(和光市)」の2つの施設で処理している。

川越市マンホール

撮影:川越市北田島/2021.2

新河岸川舟運の帆船「高瀬舟」を描いた「荒川右岸流域下水道」の無彩色盤。右下に「シン–54」の文字があるので新河岸川幹線の蓋。

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