石川県 小松市(こまつし) | |
撮影:国道305号線沿い/2011.8 市の花「ウメ」を中央に大きな「KOMATSU-C」の文字、周囲を市の木「マツ」の葉が囲んでいる。 |
|
歌舞伎十八番の中で最も人気のある「勧進帳」の弁慶を描いた「中海地区農業集落排水」の蓋。勧進帳の舞台である安宅の関の跡は梯川の河口近くにある。 弁慶が手に持つ勧進帳には「清き水となり大地をうるおせ」と書かれている。無知にして知らなかったのだが、「勧進」とは寺院の建立や修繕の費用を信者や有志から奉納として集めることで、勧進を行う者はその趣意書(勧進帳)を携えて各地を回ったそうだ。逃避行の安宅の関で弁慶が読み上げた巻物にはこの言葉はなかっただろうが、デザインとしては面白いと思う。 ご当地マンホールとしても特徴をよく表しているし、迫力あるデザインもよし、滑り止めの効果も高そうで、よくできた蓋だと思う。 |
|
上と同様のデザインの麦口地区農業集落排水の蓋。「同様の」というのはほんのわずかだがデザインに違いがあるからだ。それは弁慶の刀の柄の部分で、上の蓋より短く、菱形の凹部の数が一つ少ない。開閉用器具穴の部分にかかってしまうために縮めたのだろう。 マンホールサミットin所沢で地面に置かれていた単色カラーパネル。 |
|
ページの先頭へ | 路上の美術館トップへ |