茨城県 高萩市(たかはぎし)

撮影:高萩市上手綱/2023.2

国の重要文化財に指定された「改正日本輿地路程全図」が描かれたシールタイプの汚水用マンホール蓋。マンホールカードの座標蓋。

上に「日立・高萩広域下水道」とあるので正確には高萩市独自の蓋ではないのだが、下部には「たかはぎ」の文字があるし、マンホールカードでも「高萩市」となっているので、高萩市の項目に入れた。

それにしても、シール盤はやはり傷みが激しい。

 ■ 高萩市マンホールカードA ■ 取得:2023.2 高萩市役所都市整備課
高萩市マンホール高萩市マンホール 【デザインの由来】(マンホールカード裏面の文章)
高萩市出身で江戸時代の地理学者、長久保赤水(1717-1801)が手掛けた日本地図「改正日本輿地路程全図(かいせいにほんよちろていぜんず)」を描いたマンホール蓋です。この日本図は赤水が当時の地誌や伝聞などをもとに江戸時代後期の安永8(1779)年に完成させたもので、刊行日本図としては初めて経緯線が記入されています。赤水の関連資料が令和2年9月に国の重要文化財に指定されたことを受けてマンホール蓋を製作しました。「赤水図」の風合いを忠実に再現することを心がけてデザインしましたので、地図を描いていた当時に思いをはせていただければと思います。
市役所で展示盤について尋ねたところ、高萩市歴史民俗資料館を教えてくださったが、行ってみると展示盤ではなかったが、レプリカではなく蓋のシール部分だった。隣には地図の原寸大レプリカが置かれていた。

撮影:常磐線高萩駅付近/2010.4

高萩市の木「マツ」と、市の花「ハギ」、市の鳥「キジ」を盛り込んだ消火栓。上部に、「高」を簡略化した市章。

 日立・高萩広域下水道組合(ひたち・たかはぎこういきげすいどうくみあい)

撮影:高萩市高戸/2023.2

日立市北部及び高萩市の公共下水道事業を処理している「日立・高萩広域下水道組合」の蓋。

日立市と十王町の合併後の蓋で、旧「日立・高萩・十王広域下水道組合」の蓋にあった十王町の町章部分が「汚」になっている。

 (旧)日立・高萩・十王(ひたち・たかはぎ・じゅうおう)広域下水道組合

撮影:高萩市肥前町1丁目/2010.4

日立市北部及び高萩市の公共下水道事業を処理している「日立・高萩広域下水道組合」の蓋。

ただし、中央にあるのは上から左回りに「日立市」、「高萩市」、2004年11月1日に日立市に編入された「旧・多賀郡十王町」のシンボル。つまり、合併前の旧「日立・高萩・十王広域下水道組合」の蓋ということになる。

撮影:高萩市肥前町2丁目/2023.2

上と同デザインだが仕様が異なる子蓋を収めた親子蓋。親蓋は亀甲模様。

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