北海道 当別町(とうべつちょう・石狩郡)
当別町マンホール

撮影:当別町弥生/2018.6

江戸時代末期の仙台藩一門・岩出山伊達家当主の伊達邦直《だてくになお》が描かれている。邦直は明治維新後に北海道開拓に身を投じ、当別町の基礎を築いた人物。

当別町マンホール

撮影:当別町太美町/2018.6

盤面上部から流れる石狩川は当別町の南端をかすめるように流れている。その石狩川を渡るJR札沼線(通称学園都市線)の鉄橋。その手前には石狩川を眺めるように建てられた本庄陸夫の文学碑。
当別町は稲作が盛んなので、上部左右に稲穂が描かれている。

当別町マンホール

撮影:当別町獅子内/2018.6

風景は当別町西部の丘の上の街並「スウェーデンヒルズ」の交流センター。その前に立つ少年は麦わら帽子をかぶり、首にタオルか手ぬぐい、足元は長靴、そして手には稲穂。どう見ても北欧とは結びつかないが、当別町のキャラクター「こめちゃん」というらしい。

ところが、当別町には2015年2月にスズメをモチーフにした「とべのすけ」というイメージキャラクターが公式に登場している。いわゆるゆるキャラである。当別町の未来は僕にまかせろというような凛々しい顔つきの「こめちゃん」の出番はもうないのだろうか。

上部に「TOBETSU」、下部に「おすい」の文字。

当別町マンホール

撮影:当別町獅子内/2018.6

上と同デザインで下部に「うすい」の文字がある雨水用カラーマンホール蓋。

汚水用、雨水用各2枚ずつ同じ交差点にあったのだが、どれも樹脂が剥離し、サビも出ている。忘れ去られた蓋なのか、樹脂が無事に残っていたのは上の汚水用の1枚だけで、次にこの蓋がギリギリ絵柄がわかるレベルの傷みよう。

当別町マンホール

撮影:当別町獅子内/2018.6

上と同デザインの汚水用無彩色盤。

なお、現在の当別町のイメージキャラクターは、伊達家の武士のイメージとその紋章にあるスズメをモチーフにした「とべのすけ」という兜をかぶったゆるキャラになっている。

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