愛知県 安城市(あんじょうし) | |
撮影:安城市御幸本町の立体駐車場の東側/2017.12 『ごんぎつね』で知られる童話作家「新美南吉」が29歳の若さで亡くなる直前までの五年間を女学校の教師として過ごしたのが、この安城市。そこで、生誕100年を記念して作られたのがこの蓋だそうだ。 蓋のデザインは、没後に刊行された童話集「花のき村と盗人たち」の表題作『花のき村と盗人たち』のひと幕。大工や鋳掛屋、角兵衛獅子、錠前屋だった新米の弟子たちに盗人のかしらが下見の指示をしているところのようだ。子供に姿を変えて盗人たちを改心させるお地蔵様も描かれている。 七夕まつりを描いた蓋も郷土愛を感じさせるが、「北の賢治、南の南吉」と、宮沢賢治と並び称される新美南吉を採り上げたこの蓋も、ゆるキャラ流行りの風潮とは一線を画したいい蓋だと思う。 |
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▲蓋の近くにはモニュメントなどがある | ▲日通の倉庫の壁を借用した南吉の世界の巨大な展示 |
上と同デザインで枠に模様がない蓋。 ただそれだけではなく、何となく平板な感じがする。色が薄いのは褪色かもしれないが、上の蓋にはあった凹凸が殆どない。 |
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上と同デザインの無彩色盤。 |
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デザインは、安城七夕まつりの飾り。 |
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上の色違いなのか、褪色していない蓋なのか。 |
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上と同デザインの無彩色盤だが、単色カラー盤の中央にあった「市章と汚水の文字」がなく、下部の右側に「おすい」の文字が入っている。 |
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四角いのはデンパークのマーク。下に「井水」とある。 |
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こちらには「電気」の文字。 |
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三河万歳で使われる「扇と鼓」のようだ。 |
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鴨のつがいと桃の花が描かれた汚水用マンホール蓋。 安城市の下水道は、「矢作川・境川流域下水道」に接続する流域関連公共下水道となっており、矢作川処理区、境川処理区、衣浦東部処理区の3つに分かれている。この蓋は衣浦東部処理区で使われている。 鴨は立っているほうだけだとわからないが、しゃがんでいるオスからするとマガモだろう。
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「イチジク」が描かれた福釜東部地区の農集排の蓋。 福釜東部地区の処理区域は、福釜町、赤松町、和泉町及び榎前町の各一部。 |
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