撮影：黒部市民病院前/2011.8

黒部川を泳ぐアユが描かれている。

撮影：黒部浄化センター内/2011.8

実際に設置可能な蓋であるのに、どこにも置かれず、どこにも飾られなかった幻のカラー盤。

カラー見本盤でもないかと行ってみた浄化センターで、｢どこにも設置も展示もされていない。｣と聞かされたが、｢センター内に置いてあるかもしれない。｣と所員の方が親切にも探してくださった。別棟の外壁の一角に立て掛けられていた十数枚の蓋の中からそれは現れた。褪色し、錆びてはいたが、なんとか色の残っている蓋を撮影させてもらった。なぜ設置しなかったのかを尋ねたら、場所がなかったとのこと。上の写真の病院前の歩道辺りならちょうどよいのではないかと考えたが、この蓋ができ上がったころには今のような歩道ではなかったのかもしれない。

できたばかりの蓋を撮った写真（上）も見せてくれた。無塗装を見たときに、激流の様子もアユの躍動感もあるいい蓋だと思ったが、カラーだとなおさらだ。色数を減らしてでも、是非路上に設置してほしいと思う。

右はこの蓋のデザインのモチーフとなった絵。センターに展示されていた。

路上のカラー盤はなかったが、収穫は多かった。

撮影：生地《しょうじ》地区/2011.8

アユの数が３尾になっている小型盤。

撮影：生地《しょうじ》地区/2011.8

同じくアユの数が３尾だが、ひと回り小さい小型盤。

撮影：生地《しょうじ》地区/2011.8

これはアユの数が１尾しかいないミニミニサイズの汚水桝。アユの絵は上の２枚よりも細かく描かれている。