撮影：県道26号線｢淵崎｣交差点付近/2014.11

ご存知、壷井栄の｢二十四の瞳｣の大石先生と12人の子供たちが描かれた雨水用マンホールの蓋。島々と名産のオリーブも描かれている。

小豆島といえば｢二十四の瞳｣、｢二十四の瞳｣といえば小豆島、とばかり思っていたら、原作の冒頭に｢昭和三年四月四日、農山漁村の名が全部あてはまるような、瀬戸内海べりの一寒村へ、若い女の先生が赴任してきた。｣という一文があるだけで、小豆島の地名は全く登場しないのだそうだ。原作者の壺井栄の故郷が小豆島であることから、１９５４年に公開された映画化の際に小豆島を舞台にしたらしい。

そういえば、映画は見たことがあるけれど、原作を読んだことがあるかどうかははっきりした記憶がない。

１９５６年に除幕された｢平和の群像｣の大石先生の顔のモデルは映画で主演した高峰秀子で、揮毫は当時の総理大臣鳩山一郎とのことだが、折悪しく雨が降り出したのでじっくり見ている余裕がなかった。